ローカルULNミラーの設定
ローカルULNサーバーとして機能するシステムでは、Unbreakable Linux Networkのチャネルをミラーします。
Oracle LinuxシステムをULNに登録すると、システムのOSリリースとアーキテクチャに応じて、そのシステムがULNのデフォルト・チャネルに自動的にサブスクライブされます。そのため、そのシステムはOSとプラットフォームがミラーと同じクライアントにサービスを提供するミラーになれます。
ノート:
多くの場合、ULNチャネルのミラー化はyumリポジトリのミラー化よりも遅くなります。Oracle Linux yumサーバーでは使用できないチャネルのULNミラーの作成のみを検討してください。可能な場合は、かわりに Oracle Linux yumサーバー・リポジトリのミラーを設定します。ローカルULNミラーの構成方法
ローカルULNミラーにするためにシステムを設定するには、Unbreakable Linux Networkからチャネルをレプリケートする必要があります。
ULNミラーは、「ローカル・ディストリビューション・ミラーの前提条件」で説明されている要件を満たす必要があります。また、次のタスクを実行済である必要があります:
この手順の各ステップでは、ULN Webインタフェースまたはuln-channel
コマンドのどちらかを使用できます。uln-channel
コマンドで使用できるオプションを表示するには、uln-channel -h
と入力します。
ULNミラー・サーバーのサブスクリプションのローカライズ方法
ミラーをホストしているサーバーのULNミラーのチャネル・サブスクリプションをローカライズすると、ホスト・システムと互換性がないミラーのパッケージが更新されなくなり、パッケージの衝突やパッケージ依存関係の損傷が引き起こされなくなります。
このタスクは、異種環境のクライアントにサービスを提供するULNミラーに必要です。この場合は、ホスト・サーバー自体には不要なチャネルを含めて、複数のチャネルをミラーがサブスクライブします。そのホスト・サーバー自体のチャネル・サブスクリプションが、その他のクライアントを対象にしているパッケージで更新されないように、ホスト・サーバーを構成する必要があります。
たとえば、ミラーをホストしているサーバーはOracle Linux 9システムであるが、そのミラーでx86_64プラットフォームのOracle Linux 8クライアントにもサービスを提供しているとします。次のステップでは、ULNミラーを更新しない場合、Oracle Linux 9に適用可能なチャネルのみが有効になるように、Oracle Linux 9のチャネル・サブスクリプションをローカライズします: