3.5.5 ウォレット情報の構成
APEXインスタンスのウォレット情報(認証および署名された資格証明を格納)を構成します。
- SSLとウォレットの作成について
ウォレットは、SSLに必要な認証および署名された資格証明(秘密キー、証明書および信頼できる証明書)の格納に使用されるパスワード保護されたコンテナです。 - 完全開発環境でのウォレットの構成
「インスタンスの設定」ページで完全開発環境でのウォレット設定を構成します。 - ランタイム環境でのウォレットの構成
SQL*Plusを起動し、次のSQL文を実行して、ランタイム環境でのウォレット設定を構成します。 - ランタイム環境でのウォレット設定の決定
SQL*Plusを起動し、次のSQL文を実行して、ランタイム環境でのウォレット設定を構成します。
親トピック: インスタンス設定の構成
3.5.5.1 SSLとウォレットの作成の概要
ウォレットは、SSLに必要な認証および署名された資格証明(秘密キー、証明書および信頼できる証明書)の格納に使用されるパスワード保護されたコンテナです。
Secure Sockets Layer(SSL)は、RSA公開キーによる暗号化と対称キーによる暗号化を使用して、認証、暗号化およびデータの整合性を実現する業界標準プロトコルです。SSLの有効時は、URLにhttps
と表示されます。
次の場合は、ウォレットを作成する必要があります。
-
SSL有効URLを呼び出す(たとえば、Webサービスを起動して)場合。
-
タイプがSSL有効URLのリージョンを作成する場合。
-
「SSL/TLSの使用」属性を「はい」に設定してセキュアSMTPを構成する場合。
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「認証付きSSL」を使用するように構成されたLDAP認証スキームを持つアプリケーションを使用する場合。
ウォレット作成の概要
ウォレットを作成するには:
-
データベース管理者はAPEXデータベース・インスタンスでウォレットを作成する必要があります。
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インスタンス管理者は、インスタンスの設定ページのウォレット属性を構成して、ウォレットへのファイル・システム・パスおよび(必要に応じて)ウォレット・パスワードを指定します。
参照:
- Oracle Databaseエンタープライズ・ユーザー・セキュリティ管理者ガイドのOracle Wallet Managerの使用
- Oracle APEXアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイドのSSL対応のWebサービスの使用について
親トピック: ウォレット情報の構成
3.5.5.2 完全開発環境でのウォレットの構成
「インスタンスの設定」ページで完全開発環境でのウォレット設定を構成します。
完全開発環境でウォレット設定を指定するには:
- 管理サービスにサインインします。
- 「インスタンスの管理」をクリックします。
- 「インスタンスの設定」で、「インスタンスの設定」をクリックします。
- 「ウォレット」をクリックします。
- 「ウォレット」で、次を実行します。
- 「変更の適用」をクリックします。
親トピック: ウォレット情報の構成
3.5.5.3 ランタイム環境でのウォレットの構成
SQL*Plusを起動し、次のSQL文を実行して、ランタイム環境でのウォレット設定を構成します。
ランタイム環境でウォレット設定を指定するには:
親トピック: ウォレット情報の構成
3.5.5.4 ランタイム環境でのウォレット設定の決定
SQL*Plusを起動し、次のSQL文を実行して、ランタイム環境でのウォレット設定を構成します。
ランタイム環境でのウォレット設定を決定するには:
親トピック: ウォレット情報の構成