14.1.4 通貨為替レートのワークフロー

為替レートは、法的エンティティ、タイム・ゾーン、開始時間と終了時間および組織ユニットに関連する情報を保持するバージョン(基準日)に対してロードされます。

ステージ通貨為替レートは、通貨為替レート・プロセスでの入力表です。入力表で受け入れられるデータのタイプは、次のとおりです:

  • 基準日
  • 有効開始日
  • 有効終了日
  • ソース通貨
  • ターゲット通貨
  • 通貨レート・タイプ(シード値リストは直物レート、当日平均、期間の開始および期間の終了です)
  • 通貨レート特性(シード値リストは、変動、固定、予測です)
  • 通貨レート・バージョン
  • 為替レート
  • データ・ソース

通貨為替レートのデータ・サービスを使用するには、次を実行します:

  1. 次の手順を使用して、為替レート・パイプラインを作成します:
    1. 「Process Modeller」ページにナビゲートします。ホーム・ページで、「Process Orchestration」をクリックします。

      「Process Modeller」ページが表示されます。

    2. 「Add」ボタンをクリックします。「Process Flow」が、「Process Details」ページとともに表示されます。
      1. 「Process Name」および「Process Description」を入力します。
      2. 「App Package ID」リストで、「Data Foundation」を選択します。
      3. 「Type」「Run Pipeline」として選択します。
      4. 「Service ID_Workspace」に対して、「Oracle Financial Services Data Service for Analytics_WS001」を選択します。
      5. 変更内容を保存するには、「Apply」ボタンをクリックします。
    3. 「Process Flow」ページの描画キャンバスでプロセス・フローを設計するには、フローティング・ツールバーで使用可能なウィジェット・コンポーネントを使用します。
    4. すべての為替レートをステージ通貨為替レート・エンティティにロードするには、STARTにコネクタを追加します。コネクタの作成の詳細は、「AFCSへのデータの取込み」の項を参照してください。
    5. STARTノードをコネクタと接続するには、STARTノード上で右クリックして「Start Link」を選択してから、コネクタ上で右クリックし、「End Link」を選択します。
    6. ExchangeRatesウィジェットをキャンバスにドラッグします。
    7. コネクタ・ノードをExchangeRatesと接続するには、コネクタ上で右クリックして「Start Link」を選択してから、ExchangeRatesウィジェット上で右クリックし、「End Link」を選択します。
    8. 「Save」ボタンをクリックします。

      確認応答メッセージ「Successfully saved」が表示されます。

  2. 次の手順を使用して、為替レート・パイプラインを実行します:
    1. 「Process Modeller」ページで、為替レート・パイプラインに対応する「Menu」をクリックします。「Execute Run」をクリックします。

      「Execution」を含む「Process Flow」ページが表示されます。

    2. 「Execution Type」「With Parameters」として選択します。為替レートの処理に必要な「As of Date」を選択します。「Apply」ボタンをクリックし、実行パイプラインの実行を開始します。
    3. 為替レート・パイプラインにより、準備通貨為替レート・エンティティがロードされます。
    4. d.実行ステータスを検証するには、「Process Modeller」ページで、為替レート・パイプラインに対して「Menu」をクリックし、「Process Flow Monitor」を選択します。

      「Process Monitor」ページが、為替レート・プロセスIDのリストとともに表示されます。プロセスIDを選択します。「Process Flow」ページが、為替レート・パイプラインの実行ステータスとともに表示されます。

ノート:

デフォルトでは、失敗したレコードの数が実行ログ・ファイルに保存されます。失敗したレコードの詳細は、「データ・ビジュアライゼーション・レポート」を参照してください。

ノート:

有効開始日と有効終了日がステージ通貨為替レート・エンティティで言及されている場合は、期間に対するレートが考慮されます。それ以外の場合、有効開始日は有効終了日と同じになります。

ノート:

為替レート・パイプライン・プロセスの実行により、3通貨変換または逆変換の方法を使用して、ステージ通貨為替レート要素からの入力データが処理され、処理中のエンティティに移入されます。期間レートは、日付範囲全体に対して展開されます。
  1. 期間に対する為替レートが存在する場合は、各日付の個別のレートについて、直接レートがロードされます。
  2. ステージ通貨為替レート・エンティティに上記すべての日付に対する逆変換が存在しない場合は、逆変換が計算され、準備通貨為替レート・エンティティにロードされます。
  3. レートの3通貨変換は、なんらかの日付交差が存在する場合にのみ行われます。