3.10.2.5.6 非ライブ移動オブジェクト・データセットの視覚化

Spatial Studioのマップでは、履歴タイムスタンプ値が含まれた移動オブジェクトを視覚化できます。

次の手順では、このようなデータセットの時空間を有効にしており、「アクティブ・プロジェクト」ページでデータセットがすでにプロジェクトに追加されていることを前提としています。詳細は、「非ライブ移動オブジェクト・データセットの時空間の構成」を参照してください。
  1. 「アクティブ・プロジェクト」ページの左ペインで、「ビジュアライゼーション」タブをクリックします。
    様々なビジュアライゼーション・オプションがリスト表示されます。
  2. リストから「マップ」をクリックして右側のビジュアライゼーション・ウィンドウにドラッグし、マップ・ビジュアライゼーションを作成します。
    データ・ビジュアライゼーション・レイヤーがない、デフォルトのベースマップが表示されます。
  3. 「アクティブ・プロジェクト」ページの左ペインで、「データ」タブをクリックします。
    プロジェクトにロードされているすべてのデータセットがリスト表示されます。
  4. リストから目的の時空間データセットをクリックして右側のマップ・ビューにドラッグします。
    そのデータセットに属する2つのマップ・レイヤーがマップ上に作成されます。移動オブジェクトのトレイルを表す2番目のレイヤーがSpatial Studioに自動的に追加されます。この2つのマップ・レイヤーの詳細は、「移動オブジェクトの時空間マップ・レイヤーの特性」を参照してください。
  5. マップ・ツール・バーの設定アイコンをクリックします。
  6. 「タイムラインの表示」トグルをONに切り替え、「OK」をクリックします。
    Cesiumタイムライン・ウィジェットは、マップ・ビジュアライゼーション・キャンバスの下部に表示されます。ただし、この段階ではタイムラインは動作していません。
  7. 「レイヤー」リストの「データ」タブで、プライマリ・レイヤーに対する「メニュー」アイコンをクリックして、「タイムラインに追加」をクリックします。
    マップ・レイヤーがタイムラインに追加されます。タイムラインはタイムスタンプ列の最小値から最大値までの範囲になります。現在時刻はタイムスタンプ列の最小値を指し、レイヤーはタイムライン・イベントをリスニングしています。ただし、この段階ではタイムラインは動作していません。オプションで、このステップを繰り返して、タイムラインに複数(異なる時空間データセット)のレイヤーを追加します。
  8. マップ・レイヤーのアニメーションは、「移動オブジェクト・データセットのアニメーションの構成」のステップに従って構成します。
  9. マップ・レイヤーのコンテキスト・メニューで、「タイムラインを範囲にズーム」を選択します。
    タイムラインは、タイムスタンプ列の最小値から最大値までの範囲に再フォーカスされ、現在時刻はタイムスタンプ列の最小値を指すようになります。これは履歴データセットのループ・メカニズムとして機能します。
  10. オプションで、タイムライン設定からカスタムの開始時間停止時間乗数などを構成します。また、Cesiumタイムライン・コントロールを使用して、現在時刻のポインタを別の時間枠にスライドさせることもできます。
  11. オプションで、マップ・レイヤーによるCesiumタイムラインのリスニングを停止する場合は、マップ・レイヤーのコンテキスト・メニューで「タイムラインから削除」を選択します。