3.10.2.5.7 非ライブおよび非移動オブジェクト・データセットの視覚化

各行に異なるタイムスタンプ値が含まれていて、その値がエンティティIDでグループ化されていない時空間データセットを視覚化できます。

次の手順では、このようなデータセットの時空間を有効にしており、「アクティブ・プロジェクト」ページでデータセットがすでにプロジェクトに追加されていることを前提としています。詳細は、「非ライブおよび非移動オブジェクト・データセットの時空間の構成」を参照してください。
  1. 「アクティブ・プロジェクト」ページの左ペインで、「ビジュアライゼーション」タブをクリックします。
    様々なビジュアライゼーション・オプションがリスト表示されます。
  2. リストから「マップ」をクリックして右側のビジュアライゼーション・ウィンドウにドラッグし、マップ・ビジュアライゼーションを作成します。
    データ・ビジュアライゼーション・レイヤーがない、デフォルトのベースマップが表示されます。
  3. 「アクティブ・プロジェクト」ページの左ペインで、「データ」タブをクリックします。
    プロジェクトにロードされているすべてのデータセットがリスト表示されます。
  4. リストから目的の時空間データセットをクリックして右側のマップ・ビューにドラッグします。
    マップ上に単一のマップ・レイヤーが作成されます。
  5. マップ・ツール・バーの設定アイコンをクリックします。
  6. 「タイムラインの表示」トグルをONに切り替え、「OK」をクリックします。
    Cesiumタイムライン・ウィジェットは、マップ・ビジュアライゼーション・キャンバスの下部に表示されます。ただし、この段階ではタイムラインは動作していません。
  7. 「レイヤー」リストの「データ」タブで、プライマリ・レイヤーに対する「メニュー」アイコンをクリックして、「タイムラインに追加」をクリックします。
    タイムラインにマップ・レイヤーが追加されます。そのタイムラインは、タイムスタンプ列の最小値から最大値までの範囲になります。現在時刻はタイムスタンプ列の最小値を指すようになり、この時点でレイヤーはタイムライン・イベントをリスニングしています。

    また、時空間設定用に構成されたフィルタリングが自動的に適用され、マップ・レイヤーはCesiumクロックの現在時刻に従ってフィルタされるようになります。たとえば、Cesiumクロックの現在時刻が2023年5月22日月曜日5:13 PMで、フィルタリング用に構成された時間単位がmonthの場合、マップ・ビジュアライゼーションには、タイムスタンプが2023年5月1日から2023年5月31日の間のすべてのジオメトリが表示されます。

    タイムラインの乗数は、選択したフィルタリング時間単位と一致します。ただし、データセットが現在フィルタリングされている時間単位を変更することもできます(「非ライブおよび非移動オブジェクト・データセットの時空間の構成」を参照)。

    図3-63 マップ・レイヤーに対する標準フィルタリングの適用

    図3-63の説明が続きます
    「図3-63 マップ・レイヤーに対する標準フィルタリングの適用」
  8. マップ・レイヤーのコンテキスト・メニューで、「タイムラインを範囲にズーム」を選択します。
    タイムラインは、タイムスタンプ列の最小値から最大値までの範囲に再フォーカスされ、現在時刻はタイムスタンプ列の最小値を指すようになります。これは履歴データセットのループ・メカニズムとして機能します。
  9. オプションで、タイムライン設定からカスタムの開始時間停止時間乗数などを選択します。Cesiumタイムライン・コントロールを使用して、現在時刻のポインタを別の時間枠にスライドさせることもできます。
  10. オプションで、マップ・レイヤーによるCesiumタイムラインのリスニングを停止する場合は、マップ・レイヤーのコンテキスト・メニューで「タイムラインから削除」を選択します。