Revenue ManagementとReceivablesとの統合のガイドライン

収益基準データおよび請求データをOracle ReceivablesからOracle Revenue Managementにインポートできます。

収益基準データのインポート

ReceivablesからRevenue Managementに請求書およびクレジット・メモ・トランザクションをインポートするには、Revenue Managementで「Oracle Fusion Applicationsからの収益基準データの抽出」プロセスを実行します。文書タイプ「Oracle Fusion Receivables」を使用して、プロセスを実行します。プロセスによって、Receivablesトランザクションがソース文書としてインポートされ、偶発の履行が充足イベントとしてインポートされます。

インポート・プロセスを実行した後、次の処理が実行されます。

  • Revenue Managementで、トランザクション・ソースに基づいてトランザクションがインポートされます。

  • 「システム・オプション」ページでRevenue Managementとの統合用のトランザクション・ソースを有効にすると、Receivablesでそのソースを使用して作成されたすべてのトランザクションがRevenue Managementにインポートされます。

  • 会計契約をさらに処理および作成するために、ソース文書がRevenue Managementの表にインタフェースされます。

Revenue Managementの「システム・オプション」ページにトランザクション・ソースの開始日を入力します。開始日とは次のようなものです。

  • トランザクションがRevenue Managementに転送される時間を決定します。

  • トランザクションの作成日であり、トランザクション日ではありません。

  • これらのトランザクションの収益がRevenue Managementで管理される時間を決定します。

ノート: 開始日を入力して保存した後は、更新できません。Receivablesでトランザクション・ソースの収益を管理する場合は、終了日を入力できます。終了日を入力した場合、Revenue Managementによって収益が管理されなくなります。

開始日には、2014年1月1日以降の任意の日付を指定できます。移行フェーズでは、次のことができます。

  • 履歴収益および請求データをRevenue Managementにインポートします。

  • 顧客契約の作成および評価に必要なすべてのプロセスを実行します。

  • 契約の履行義務全体にトランザクション価格を配分します。

  • 会計仕訳を作成します。

このフェーズでは、導出された契約を破棄し、契約および履行義務識別ルールを変更し、プロセスを再実行して最新の構成に基づいて契約を作成できます。

請求データのインポート:

「Oracle Fusion Receivablesからの請求データのインポート」プロセスを実行して、請求データをRevenue Managementにインポートできます。このプロセスによって、インポートされたソース文書の請求情報がインポートされます。このプロセスは定期的に実行されるようにスケジュールできます。