実地棚卸訂正処理

「資産実地棚卸比較」プロセスを実行した後、このプロセスで返されたステータスに応じて、実地棚卸情報の一部の訂正が必要になることがあります。

次の表は、訂正処理が必要な転記ステータスと、各訂正処理の説明を示しています。

ステータス

説明

訂正処理

差異

比較のプロセスによって、この資産の事業所、ユニット数または従業員に違いが確認されたことを示します。

  • 事業所の差異: 資産を別の事業所に振り替えて、資産台帳と実地棚卸データの間の差異を解決します。

  • ユニットの差異: 資産台帳でのユニット数が実地棚卸データでのユニット数よりも多い場合は、次の処理が可能です。

    • ユニットの除・売却

    • 資産の除・売却

    資産台帳でのユニット数が実地棚卸データでのユニット数よりも少ない場合は、次の処理が可能です。

    • 新規割当の作成

    • 除・売却したユニットの再稼働

    • 新規資産としてのユニットの追加

  • 従業員の差異: 資産を別の従業員に振り替えて、資産台帳と実地棚卸データの間の差異を解決します。

台帳にない資産

比較プロセスで、入力した資産番号、現品票番号およびシリアル番号を使用して、資産台帳の一意の資産を検索できなかったことを示します。

実行可能な訂正処理:

  • データが正しくない場合:

    1. 正しい資産番号や現品票番号、シリアル番号を入力します。

    2. ステータスを「新規」に変更します。

    3. 「資産実地棚卸比較」プロセスを再実行します。

  • データが正しい場合:

    1. 摘要、カテゴリ、資産キーなどの資産情報を入力します。

    2. ユニット差異処理」を「資産の追加」に変更します。

非在庫資産

実地棚卸データにリストされている資産が実地棚卸に含まれるように指定されていないことを示します。

その資産で実地棚卸が必要な場合は、次の処理を実行します。

  1. 資産の「実地棚卸」チェック・ボックスを有効にします。

  2. ステータスを「新規」に変更します。

  3. 「資産実地棚卸比較」プロセスを再実行します。

複数の一致

比較プロセスで、この実地棚卸入力に対して資産台帳で複数の資産の一致が識別されたことを示します。

実行可能な訂正処理:

  1. 資産の実地棚卸データを確認します。

  2. 資産番号、現品票番号、シリアル番号などの一意識別子を少なくとも1つ入力します。

  3. ステータスを「新規」に変更します。

  4. 「資産実地棚卸比較」プロセスを再実行します。