合弁企業システム・オプションについて

Oracle Joint Venture Managementの設定の一部として、合弁企業アプリケーション管理者は合弁企業システム・オプションを構成する必要があります。これらのシステム・オプションにより、合弁企業に対してOracle Fusion Cloud Financialsでトランザクションを適切に識別および処理できるようになります。

合弁企業システム・オプションの各セットは、より大規模な構成タスクの一部になっています。次の表では、システム・オプションの各セットの使途について説明し、各セットの構成手順へのリンクを示します:

システム・オプション	使途	詳細情報
プライマリ・セグメント	このシステム・オプションは、すべての合弁企業のトランザクションの管理に使用されるプライマリ・セグメント・ラベルを識別します。	「合弁企業定義を作成する前に」を参照してください。
トランザクション日参照	これらのシステム・オプションは、補助元帳会計および一般会計トランザクションにおけるトランザクション日のソースを識別するために使用されます。これはオプションの構成です。これらのシステム・オプションを構成する前に、補助元帳会計仕訳および一般会計仕訳でトランザクション日を取得するようにOracle Financialsを設定する必要があります。	「合弁企業トランザクションを処理するためのトランザクション日の識別について」を参照してください。
合弁成功報酬請求レポート	これらのシステム・オプションは、Eメールを介して配信される合弁成功報酬請求レポートのEメール件名およびEメール・メッセージ本文を指定するために使用されます。	「合弁成功報酬請求レポートを送信するためのEメール情報の設定」を参照してください

次の表では、合弁企業管理とOracle Project Costingの統合にのみ適用されるシステム・オプションについて説明します:

システム・オプション	使途	詳細情報
プロジェクト参照	これらのシステム・オプションは、補助元帳会計仕訳のプロジェクト情報の取得に使用されます。これにより、合弁企業管理はプロジェクト関連トランザクションを識別し、「合弁企業トランザクション」および「配分」作業領域にプロジェクト詳細を表示できます。 このシステム・オプションのセットには、「配分不可」と識別されたプロジェクト関連トランザクションを合弁企業管理による処理から除外するオプションも含まれています。	参照: 補助元帳会計仕訳でプロジェクト詳細を取得するためのサポート参照の設定 「合弁企業システム・オプション」でのプロジェクト詳細を含むサポート参照の指定 配分不可のプロジェクト関連トランザクションの合弁企業管理での表示からの除外
プロジェクト上書き	これらのシステム・オプションを使用すると、プロジェクト原価計算に送信されるすべての原価修正で、タスクおよび支出タイプの上書きを設定できます。これにより、プロジェクト会計担当は、正味原価、総原価またはその両方について予算と予測を行うことができます。この情報を使用して、資産計上可能金額を正しく計算できます。	「原価修正のタスクおよび支出タイプの上書きの設定」を参照してください。
プロジェクト付加フレックスフィールド関連	このシステム・オプションは、合弁企業別にプロジェクト値を表示するように合弁企業管理を設定している場合にのみ表示されます。このオプション構成により、ユーザーは、配分可能プロジェクト値および所有者定義割当ルールの設定時にプロジェクト値を簡単に選択できるようになります。	「合弁企業に基づいてプロジェクト値を表示するためのOracle Joint Venture Managementの設定」を参照してください。