13.1.3 拡張接続データ・パラメータについて

Oracle Database 12c リリース2 (12.2)からは、sqlnet.oraファイルでデータ圧縮を設定できます。圧縮を設定するパラメータは、SQLNET.COMPRESSIONおよびSQLNET.COMPRESSION_LEVELSです。これらのパラメータをsqlnet.oraファイルに設定すると、sqlnet.oraファイルを使用するすべての接続に影響します(REDOおよびSecureFiles LOB (ラージ・オブジェクト)をストリーミングするOracle Data Guardを除く)。次の例に、圧縮を設定する方法を示します。

SQLNET.COMPRESSION = on
SQLNET.COMPRESSION_LEVELS =(low,high)

tnsnames.oraファイルの接続記述子のCONNECT_DATAセクションは、接続先データベース・サービスを定義します。次の例では、SERVICE_NAMEにsales.us.example.comというサービスを定義します。

sales.us.example.com=
 (DESCRIPTION=
   (ADDRESS=(PROTOCOL=tcp)(HOST=sales-server)(PORT=1521))
   (CONNECT_DATA=
    (SERVICE_NAME=sales.us.example.com))) 

サービス名の他にも、オプションで、表13-3に示されるパラメータを使用して、接続データ情報を構成できます。

表13-3 tnsnames.oraファイルの拡張接続データ設定

Oracle Enterprise Manager Cloud Control/Oracle Net Managerのオプション tnsnames.oraファイルのパラメータ 説明

インスタンス名

INSTANCE_NAME

アクセスするデータベース・インスタンス。インスタンス名は、初期化パラメータ・ファイルのINSTANCE_NAMEパラメータから取得できます。

セッション・データ・ユニット・サイズ(バイト)

SDU

ネットワークを介して送信されるデータ・パケットの転送レート。セッション・データ・ユニット(SDU)サイズを指定して、ネットワークで送信されるパケット関連のパフォーマンス特性を変更します。SDUサイズの上限は2MBです。

異機種間サービスに使用

HS

Oracle Databaseサーバーで異機種間サービスを使用してサード・パーティ・システムにアクセスする場合は、このオプションをオンにします。

Oracle RDBデータベース

RDB_DATABASE

Oracle Rdbデータベースのファイル名。

サービスのタイプ

TYPE_OF_SERVICE

Oracle Rdbデータベースで使用するサービスの種類。

グローバル・データベース名

GLOBAL_NAME

Oracle Rdbデータベース識別子。

次の例では、データ・パケットの転送レートを設定しています。

sales.us.example.com=
 (DESCRIPTION=
   (ADDRESS=(PROTOCOL=tcp)(HOST=sales-server)(PORT=1521))
   (CONNECT_DATA=
    (SERVICE_NAME=sales.us.example.com)
    (SDU=8192))) 

Oracle Enterprise Manager Cloud ControlまたはOracle Net Managerを使用して、ネットワーク・サービス名またはデータベース・サービスの拡張CONNECT_DATAパラメータを構成します。

Oracle Enterprise Manager Cloud Controlを使用した拡張接続記述子パラメータの構成

次の手順では、Oracle Enterprise Manager Cloud Controlを使用して拡張接続記述子パラメータを構成する方法について説明します。

  1. 次の手順に従って、Oracle Enterprise Manager Cloud Controlの「ディレクトリ・ネーミング」または「ローカル・ネーミング」ページにアクセスします。

    1. Oracle Enterprise Manager Cloud Controlの「Net Services管理」ページにアクセスします。

    2. 「管理」リストから「ローカル・ネーミング」または「ディレクトリ・ネーミング」を選択し、次にディレクトリ・サーバーまたはローカル構成ファイルの場所を選択します。

    3. 「実行」をクリックします。

      「ディレクトリ・ネーミング」または「ローカル・ネーミング」ページが表示されます。

  2. ディレクトリ・サービス名またはネットワーク・サービス名を選択します。

    • 「ローカル・ネーミング」の場合、リストからネットワーク・サービスを選択し、「編集」をクリックします。

    • 「ディレクトリ・ネーミング」の場合、「簡易検索」セクションでネットワーク・サービス名を検索し、「結果」リストからネットワーク・サービスまたはデータベース・サービスを選択して、「編集」をクリックします。

  3. 「詳細」タブをクリックします。

  4. 必要に応じてフィールドの入力やオプションの選択を行い、「OK」をクリックします。

  5. 接続データ情報を更新するには、「OK」をクリックします。

Oracle Net Managerを使用した拡張接続記述子パラメータの構成

次の手順では、Oracle Net Managerを使用して拡張接続記述子パラメータを構成する方法について説明します。

  1. Oracle Net Managerを起動します。

  2. ナビゲータ・ペインで、「ディレクトリ」または「ローカル」メニューから「サービス・ネーミング」を選択します。

  3. ネットワーク・サービス名またはデータベース・サービスのいずれかを選択します。

    右ペインには、現行の宛先サービスおよびアドレス・リストが表示されます。

  4. 「サービスの識別」ボックスの「詳細」ボタンをクリックします。

    「詳細サービス・オプション」ダイアログ・ボックスが表示されます。

  5. 必要に応じてフィールドの入力やオプションの選択を行い、「OK」をクリックします。

  6. 「ローカル」フォルダに対してこれらの変更を行う場合は、「ファイル」メニューから「ネットワーク構成の保存」を選択します。ディレクトリ・フォルダへの変更は自動的に保存されます。