8.4.4 クライアントでの簡易接続ネーミングの構成
クライアントが簡易接続ネーミング・メソッドを使用する前に確認する必要がある要件および構成タスクについて学習します。
次の条件が満たされると、クライアントは、簡易接続ネーミングを使用して、Oracle Databaseに接続できます。
-
Oracle Net Servicesソフトウェアがクライアントにインストールされている。
-
Oracle TCP/IPプロトコルは、クライアントとデータベース・サーバーの両方でサポートされている。
-
拡張接続記述子を必要とする機能がない。
外部プロシージャ・コール、異機種間サービスなどの追加の接続情報が必要な拡張機能を備えた大規模で複雑な環境には、簡易接続ネーミングは不向きです。このような場合は、別のネーミング・メソッドの使用をお薦めします。
簡易接続ネーミングは、インストール時に自動的に構成されます。使用前には、EZCONNECT
がsqlnet.ora
ファイルのNAMES.DIRECTORY_PATH
パラメータで指定されていることを確認する必要があります。このパラメータは、Oracle Netが接続識別子を接続記述子に解決する際に使用できるネーミング・メソッドの順序を指定します。
ノート:
TCPS接続に簡易接続ネーミング・メソッド(PROTOCOL=TCPS
)を使用する場合、SSL_SERVER_DN_MATCH
は、デフォルトでTRUE
に設定されます。SSL_SERVER_DN_MATCH=TRUE
の設定では、クライアントは部分DNの一致を実行して、サーバーとリスナーの証明書が有効であることを確認します。
完全DN (部分DNではない)でチェックする場合は、SSL_SERVER_CERT_DN
にもDNを指定する必要があります。SSL_SERVER_CERT_DN
を設定していない場合は、クライアントがサーバーへの接続を確立するために、部分DN一致が成功する必要があります。SSL_SERVER_CERT_DN
を設定すると、クライアントがサーバーへの接続を確立するために、(サーバーとリスナーの両方の証明書による)完全DN一致が成功する必要があります。
次の手順では、簡易接続ネーミング・メソッドが構成されていることを確認する方法について説明します。
-
Oracle Net Managerを起動します。
-
ナビゲータ・ペインで、「ローカル」を展開し、次に「プロファイル」を選択します。
-
右ペインのリストから、「ネーミング」を選択します。
-
「メソッド」タブをクリックします。
「選択メソッド」リストに
EZCONNECT
がリストされていることを確認します。リストされていない場合は、ステップ5に進みます。リストされている場合は、ステップ7に進みます。 -
「使用可能なメソッド」リストから「EZCONNECT」を選択し、右矢印ボタンをクリックします。
-
「選択メソッド」リストで「EZCONNECT」を選択し、「上へ」ボタンを使用して選択済項目をリストの最上位に移動します。
-
「ファイル」メニューから「ネットワーク構成の保存」を選択します。
sqlnet.ora
ファイルは、NAMES.DIRECTORY_PATHパラメータで更新され、次のようにhostname
が最初に表示されます。NAMES.DIRECTORY_PATH=(ezconnect, tnsnames)