16.2 Oracle Net Servicesの診断
すべての基礎となるエラーは、重大かどうかに関係なく、エラー番号またはエラー・メッセージでOracle Net Servicesによって報告されます。エラー番号およびエラー・メッセージは問題の診断に役立つ情報を提供しますが、常に実際の問題を指しているわけではありません。
この項は、Oracle Net Servicesの正しく機能している部分を特定するのに役立ちます。また、エラーが次のどのカテゴリに属しているかを判別することもできます。
- Oracleソフトウェア
- オペレーティング・システム・レイヤー
- その他のネットワーク・レイヤー
ほとんどの場合、各種ネットワーク層を順にテストすることで問題を発見できます。
Oracle Database 21c以降では、ネットワーク接続ごとに接続識別子を使用できます。接続識別子は、様々なネットワーク要素のトレースおよびログで接続を一意に識別し、これらの要素の診断データを関連付けるのに役立ちます。
SQL*Net接続に、クライアントからOracle Connection Manager (CMAN)へ、その後サーバーへなどの複数のホップがある場合は、既存のログおよびトレースからの診断情報の関連付けが困難になります。ただし、接続識別子が使用できるようになったため、診断の関連付け、ネットワーク・データ・トラフィックの追跡および接続エラーの解決を行うことができます。
接続識別子は、CONNECTION_ID
およびCONNECTION_ID_PREFIX
の2つのコンポーネントで構成されます。CONNECTION_ID
パラメータには一意の値が含まれ、この値は、接続がクライアントから開始されたときに生成されます。CONNECTION_ID_PREFIX
は、接続識別子に追加されるアプリケーション固有の接頭辞パラメータです。