16.2.1 サーバーの問題の診断

サーバーの問題の診断を開始するには、次の項目をチェックします。

  • 他のシステム(ワークステーション、サーバーなど)はOracle Netを使用してサーバーに接続できる。

  • サーバー、データベースまたはリスナーの構成は、しばらくの間変更されていない。

前述の項目に1つでも当てはまる場合は、「クライアントの問題の診断」に進みます。

不明な場合、またはいずれにも当てはまらない場合、この項のタスクを使用して問題を診断します。サーバー上のOracle Net Servicesを診断するには次の作業を行います。

タスク1   データベースの実行状態の検証

データベースが起動していることを確認するため、有効なユーザー名とパスワードを使用してデータベースにログインおよび接続します。たとえば:

SQLPLUS system
Enter password: password

データベースに接続していることを確認するメッセージが表示されます。次のエラーが表示される場合は、データベース管理者に連絡してください。

  • ORA-1017: invalid U/P

  • ORA-1034: Oracle not available

タスク2   ループバック・テストの実行

ループバック・テストでは、Oracle Netを使用してデータベース・サーバーからInterprocess Communication(IPC)プロトコルを利用せずにサーバー自体に戻ります。多数のネットワーク・プロトコルが、ネットワーク接続をテストする方法を用意しています。PINGユーティリティは、TCP/IPネットワークで使用できます。ループバックが正常に終了すると、Oracle Netがデータベース・サーバーで機能していることが確認できます。

次の手順では、サーバーからデータベースにループバック・テストを実行する方法について説明します。

  1. listener.oratnsnames.oraおよびsqlnet.oraの各ファイルが、「ローカライズされた管理の使用」で説明しているとおり、正しい場所にあることを確認します。

  2. Oracle Net Managerを起動します。

  3. ナビゲータで、「ディレクトリ」または「ローカル」オプションを展開します。

  4. 「サービス・ネーミング」を展開し、使用可能なネットワーク・サービスとデータベースの名前を表示します。

  5. ネットワーク・サービス名またはデータベース・サービスを選択します。

  6. 「ツール」を選択し、ネット・サービスのテストを選択します。

    このテストでは、リスナーとデータベースが実行されている必要があります。実行されていない場合は、「Oracle Net ListenerとOracle Databaseサーバーの起動」を参照してコンポーネントを起動してください。

    テスト中、ステータスとテスト結果を示す「接続テスト」ダイアログ・ボックスが表示されます。テストが成功すると、次のメッセージが表示されます。

    The connection test was successful.
    

    テストが成功した場合は、ステップ7に進んでください。

    テストが正常終了しなかった場合は、次の処置を行ってください。

    1. データベースとリスナーが実行されていることを確認し、「テスト」をクリックします。

    2. 「ログインの変更」をクリックして、接続に使用するユーザー名とパスワードを変更し、「テスト」をクリックします。

    • ループバック・テストが正常に終了する場合は、「クライアントの問題の診断」に進みます。

    • ループバック・テストでエラーが発生する場合、Oracleサポート・サービスに問い合せてください。

  7. 「閉じる」をクリックして「接続テスト」ダイアログ・ボックスを閉じます。