6.5 データベースに接続するための簡易接続の使用

簡易接続により、クライアントでデータベースのホスト名の他にオプションのポートとサービス名を使用してデータベースに接続できるようになることで、ホスト・ネーミング・メソッドの機能が拡張されます。

ネットワーク接続が検証された後は、簡易接続ネーミング・メソッドを使用してデータベースに接続できます。このネーミング・メソッドを利用すると、データベースへのTCP/IP接続を簡単に行えるようになります。

簡易接続を使用して接続する構文は、次のとおりです。

CONNECT username/password@host[:port][/service_name][:server_type][/instance_name]

ノート:

Oracle Call Interfaceのマニュアルでは、serverconnect_typeと呼ばれています。

Oracle Databaseサーバーのインストールを「標準」モードで実行した場合、Oracleインスタンスで使用されるデフォルトのサービス名はデータベース名であり、次の簡易接続構文を使用してそのインスタンスに接続できます。

SQLPLUS /nolog
SQL> CONNECT username@"host/db_name"
SQL> Enter password: password