Oracleパフォーマンス・メソッドの使用
Oracleのパフォーマンス・メソッドを使用したパフォーマンス・チューニングは、データベースのボトルネックの識別と解消、および効率的なSQL文の開発によって行われます。データベースのチューニングは、事前および事後の2つのフェーズで構成されます。
事前チューニングのフェーズで、ADDM分析および検出結果の確認、リアルタイムでのデータベースのパフォーマンスの監視、およびアラートへの対応などのチューニング・タスクを、データベースのメンテナンス・ルーチンの一部として日常的に実行する必要があります。
短期的に発生するパフォーマンスの問題、または時間の経過によるデータベースのパフォーマンスの低下などの問題がユーザーから報告された場合は、事後チューニングのフェーズで対応する必要があります。
SQLチューニングは、高負荷SQL文の効率を識別、チューニングおよび向上させる反復プロセスです。
Oracleパフォーマンス・メソッドの適用には、次の操作が含まれます。
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事前チューニングの準備の実行(「データベースのチューニング準備」を参照)
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データベースの定期的な事前チューニング(「データベースの事前のチューニング」を参照)
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パフォーマンスの問題がユーザーによってレポートされた場合のデータベースの事後チューニング(「データベースの事後チューニング」を参照)
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高負荷のSQL文の識別、チューニングおよび最適化(「SQL文のチューニング」を参照)
データベースのパフォーマンスを改善するために、これらの原則を繰り返して適用する必要があります。