8.1.8 IORMの最大使用率制限をフラッシュ・デバイスに適用

Oracle Exadata System Softwareリリース18c (18.1.0)以上では、データベース内リソース・プラン・ディレクティブのI/Oリソース管理(IORM)プラン・ディレクティブまたはmax_utilization_limitLIMITを使用すると、フラッシュ・デバイスおよびハード・ディスク上のデータベースのI/O使用率が制限されます。

最大使用率制限(LIMIT)の概念はIORMでサポートされています。リソース割当て値の指定に加えて、特定のデータベースに対して最大使用率制限も指定できます。このディレクティブにより、指定した制限を超えるI/Oリソースがデータベースで利用されなくなります。たとえば、本番とテスト環境用のデータベースがExadataセルを共有している場合、テスト用データベースにLIMITを指定し、テスト用データベースのI/O使用率を制限することができます。

最大使用率制限が指定されている場合、データベースが過剰な容量を使用することはありません。最大使用率制限を指定すると、ディスクをフル容量未満で実行できます。

ALTER IORMPLANまたはI/Oリソース管理の理解を参照してください。

最低限必要なソフトウェア:

  • Oracle Exadata System Software 18c (18.1.0)