5.2.2 データベース・リソース管理の管理
データベース・リソース管理を設定するには、Oracle Database Resource Managerを使用し、コンシューマ・グループを構成してセッションをコンシューマ・グループに割り当て、データベース・リソース・プランを作成してプランを有効にする必要があります。
- コンシューマ・グループおよびカテゴリの設定
コンシューマ・グループおよびカテゴリは、PL/SQLDBMS_RESOURCE_MANAGER
パッケージのプロシージャを使用して設定します。 - コンシューマ・グループへのセッションの割当て
リソースのコンシューマ・グループにセッションを手動で割り当てるか、コンシューマ・グループのマッピング・ルールを使用して自動的に割り当てることができます。 - CDBプランの作成
CDBプランでは、データベース・サーバーのCPUリソースおよびExadataストレージ・サーバーのフラッシュ・キャッシュ領域やI/O帯域幅を管理します。 - データベース・プランの作成
データベース・リソース・プランはデータベース内プランとも呼ばれ、PL/SQLのDBMS_RESOURCE_MANAGER.CREATE_PLAN()
プロシージャおよびCREATE_PLAN_DIRECTIVE()
プロシージャを使用して作成されます。 - データベース・リソース・プランの有効化
データベース・リソース・プランは、RESOURCE_MANAGER_PLAN
パラメータを設定することで手動で有効化できます。リソース・プランでOracle Schedulerウィンドウを定義すると、リソース・プランを自動的に有効化できます。 - 高速ファイル作成の管理
Oracle Exadata System Softwareの高速ファイル作成機能では、データ・ファイルの初期化を高速化できます。 - データのインポート管理
I/Oリソース管理(IORM)を使用すると、ETLの優先度だけでなく、ETLで使用されるI/Oリソースの量も制御できます。 - Oracle Recovery Managerのバックアップおよびコピーの管理
I/Oリソース管理(IORM)を使用すると、RMAN I/Oのリソースの消費と優先順位を制御できます。
親トピック: IORMの管理