5.2.2.7 データのインポート管理

I/Oリソース管理(IORM)を使用すると、ETLの優先度だけでなく、ETLで使用されるI/Oリソースの量も制御できます。

データのインポート、または抽出、変換およびロード(ETL)は、データ・ウェアハウスのメンテナンスの重要な部分です。レポートや問合せはデータがロードされるまで実行できないため、ETLがパフォーマンスにとって非常に重要になる場合があります。このような場合は、ETLが他のすべての問合せよりも優先するようにします。また、特定の時間で完了しない場合にしか優先する必要がない場合など、ETLが優先度の低いバックグラウンドのアクティビティになる場合もあります。

ETLを管理するには、次を実行します。

  • ETLセッションをETL_GROUPコンシューマ・グループにマップします。

    ETLのマッピング・ルールは、通常はユーザー名またはクライアント・プログラム名に基づきます。データ・ポンプは、DATALOAD関数で実行されます。DATALOAD関数は、デフォルトでETL_GROUPコンシューマ・グループにマップされます。

  • リソース・プランにETL_GROUPグループを含めます。

非圧縮データを圧縮データとしてインポートするには:

例5-8 ETL_GROUPコンシューマ・グループへのプログラムのマップ

この例は、ETL_GROUPコンシューマ・グループにプログラムをマップする方法を示しています。

BEGIN
DBMS_RESOURCE_MANAGER.CREATE_PENDING_AREA();
DBMS_RESOURCE_MANAGER.SET_CONSUMER_GROUP_MAPPING  
  (DBMS_RESOURCE_MANAGER.CLIENT_PROGRAM, 'SQLLDR', 'ETL_GROUP');
DBMS_RESOURCE_MANAGER.SUBMIT_PENDING_AREA();
END;
/

圧縮データとしての非圧縮データのインポート

デフォルトでExadataハイブリッド列圧縮表として新規表を作成するようにターゲット表領域が構成されている場合に、TRANSFORM:SEGMENT_ATTRIBUTES=nオプションを使用すると、非圧縮データを圧縮データとしてインポートできます。

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