1.3.2.2 Oracle Automatic Storage Managementについて
Oracle Automatic Storage Management (Oracle ASM)は、Exadataストレージ・リソースの管理に使用されるオリジナルのクラスタ・ボリューム・マネージャおよびファイル・システムです。
Oracle ASMでは、次の処理を実行してExadataでのストレージ管理を拡張します:
- 最適なパフォーマンスが得られるように、利用可能なすべてのストレージ・セルおよびディスク間でデータベース・ファイルを均等にストライプ化。
- ミラー化および障害グループを使用してシングル・ポイント障害を回避。
- 動的追加および削除機能により、セルおよびディスクの割当て、割当て解除および再割当てを透過的に実行。
- 複数のデータベース間でストレージ・セルおよびディスクを共有。
次の各トピックでは、Exadata上のOracle ASMの簡単な概要について説明します:
- Oracle ASMディスク・グループ
Oracle Automatic Storage Management (Oracle ASM)ディスク・グループは、Oracle ASM内で抽象化されたプライマリ・ストレージで、1つ以上のグリッド・ディスクで構成されます。 - Oracle ASMの障害グループ
Oracle ASM障害グループは、同じハードウェアを共有するために同時に停止する可能性があるOracle ASMディスク・グループのディスクのサブセットです。 - Oracle ASMの最大可用性
高冗長性のOracle ASMディスク・グループと、Oracle Exadata Deployment Assistantを使用して自動的にデプロイ可能なファイルの配置構成をお薦めします。
親トピック: Exadataストレージ管理の概要