9.2.6 スパース・テスト・マスター

階層型スナップショットの導入により、スパース・テスト・マスターを作成できるようになりました。

階層型スナップショット・データベースでは、スパース・テスト・マスターを作成できます。スパース・テスト・マスターには、データのフル・コピーがあり、複数のレベルのスナップショットの親データを提供します。スナップショットを作成する準備ができたら、スパース・ファイルの追加セットを作成し、Oracle Data Guardなどのレプリケーション技術を使用して本番データベースから更新を受信します。

現在のデータの新しいテスト・マスターを作成する必要がある場合は、その新しい時点で再度完全な本番データベースをクローニングするのではなく、以前の追加のスパース・ファイルを読取り専用とマークしてスパース・テスト・マスターを作成し、最新の状態の新しいスパース・ファイルのセットを作成します。このスパース・テスト・マスターに追加のスナップショットを作成して、アプリケーション開発者がテスト用に使用できるようにすることができます。本番データベースの1つのフル・コピーで複数の時点のスナップショットをサポートできるように、このプロセスを合計9回まで繰り返すことができます。 新しいスパース・テスト・マスターは短時間(5分以内)で作成できるため、本番にあわせて簡単に最新に保つことができます。

スパース・テスト・マスター・データベースは、コンテナ・データベース(CDB)と非コンテナ・データベース(非CDB)のどちらでもかまいません。

図9-10 スパース・テスト・マスターを含む構成の例

図9-10の説明が続きます
「図9-10 スパース・テスト・マスターを含む構成の例」の説明