アーカイブ・バックアップと暗号化バックアップ
次のタイプのバックアップは、永久的増分計画に含めたり、仮想完全バックアップの作成に使用したりできません。
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BACKUP ... KEEP
コマンドを使用して作成されるRMANアーカイブ・バックアップ -
CONFIGURE
またはSET ENCRYPTION
を使用して作成されたRMAN暗号化バックアップ
リカバリ・アプライアンスは、永久的増分計画のバックアップとは異なる方法でこれらのバックアップを管理します。リカバリ・アプライアンスは、指定されたリカバリ・ウィンドウ目標とは関係なくアーカイブ・バックアップを保存します。ただし、暗号化バックアップはリカバリ・ウィンドウ設定に対応します。
アーカイブ・バックアップが、リカバリ・アプライアンスによる削除対象になるのはKEEP
の時間が経過してからのみです。アーカイブ・バックアップを格納する期間を延長する場合は、次のガイドラインに注意してください。
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それらに対応する予約済領域を調整します。アーカイブ・バックアップによって、リカバリ・ウィンドウ目標の達成に使用可能な領域が減少するため、対応する領域を設定する必要があります。
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リカバリ・アプライアンスでは、アーカイブ・バックアップがテープに自動的にコピーされないため、
COPY_BACKUP
プロシージャを使用して手動でコピーする必要があります。このプロシージャを使用すると、リカバリ・アプライアンスの記憶域の場所の外部にあるディスク上の場所にアーカイブ・バックアップをコピーすることもできます。MOVE_BACKUP
プロシージャは、アーカイブ・バックアップをディスクまたはテープにコピーして、記憶域から削除します。
関連項目:
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アーカイブ・バックアップについてさらに学習するには、『Oracle Databaseバックアップおよびリカバリ・ユーザーズ・ガイド』を参照してください。
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リカバリ・アプライアンスでの長期保存のアーカイブ・バックアップの作成方法を学習するには、My Oracle SupportノートのドキュメントID 2107079.1 (
http://support.oracle.com/epmos/faces/DocumentDisplay?id=2107079.1
)を参照してください