アーカイブ・バックアップと暗号化バックアップ

次のタイプのバックアップは、永久的増分計画に含めたり、仮想完全バックアップの作成に使用したりできません。

  • BACKUP ... KEEPコマンドを使用して作成されるRMANアーカイブ・バックアップ

  • CONFIGUREまたはSET ENCRYPTIONを使用して作成されたRMAN暗号化バックアップ

リカバリ・アプライアンスは、永久的増分計画のバックアップとは異なる方法でこれらのバックアップを管理します。リカバリ・アプライアンスは、指定されたリカバリ・ウィンドウ目標とは関係なくアーカイブ・バックアップを保存します。ただし、暗号化バックアップはリカバリ・ウィンドウ設定に対応します。

アーカイブ・バックアップが、リカバリ・アプライアンスによる削除対象になるのはKEEPの時間が経過してからのみです。アーカイブ・バックアップを格納する期間を延長する場合は、次のガイドラインに注意してください。

  • それらに対応する予約済領域を調整します。アーカイブ・バックアップによって、リカバリ・ウィンドウ目標の達成に使用可能な領域が減少するため、対応する領域を設定する必要があります。

  • リカバリ・アプライアンスでは、アーカイブ・バックアップがテープに自動的にコピーされないため、COPY_BACKUPプロシージャを使用して手動でコピーする必要があります。このプロシージャを使用すると、リカバリ・アプライアンスの記憶域の場所の外部にあるディスク上の場所にアーカイブ・バックアップをコピーすることもできます。MOVE_BACKUPプロシージャは、アーカイブ・バックアップをディスクまたはテープにコピーして、記憶域から削除します。

関連項目: