仮想完全バックアップの作成

仮想完全バックアップを作成するには、リカバリ・アプライアンスが、受け取った増分レベル1バックアップを、仮想の増分レベル0バックアップに変換します。仮想完全バックアップは、リカバリ・カタログでは増分レベル0バックアップとして示されます。ユーザーの観点からは、仮想完全バックアップは非仮想完全バックアップと区別できません。リカバリ・アプライアンスは、仮想バックアップを使用して、頻繁なレベル1バックアップのコストのみで頻繁なレベル0バックアップの保護を実現します。

ノート:

リカバリ・アプライアンスによって記憶域サービスが提供されますが、仮想完全バックアップではなくRMAN暗号化バックアップ用です(「アーカイブ・バックアップと暗号化バックアップ」を参照)。これらのバックアップは元の暗号化形式で格納されます。リカバリ・アプライアンスは、暗号化されていないRMANバックアップ・セットと同様にそれらの格納、アーカイブおよび取出しを行うことができます。