仮想完全バックアップを使用した高速リカバリ

リカバリ・アプライアンスは仮想完全バックアップを使用して、リカバリ対象のデータ容量にかからわらず、任意のポイント・イン・タイムへの高速リカバリを提供します。リカバリ・アプライアンスのオンディスク・リカバリ計画のメリットは、RMANが増分バックアップを適用しないで仮想完全バックアップを任意のポイント・イン・タイムにリカバリできることです。

データベースがリカバリ・アプライアンスによって保護されている場合、RMANが行う必要があるのは、RPOの日の単一のレベル0バックアップをリストアし、リアルタイムREDOトランスポート機能を使用して送信されたREDOログ・ファイルを使用して最新の時点にリカバリすることのみです。たとえば、リカバリ・ウィンドウが7日間で、RPOが5日前の場合、RMANは単一の最新仮想完全バックアップ(レベル0)を5日前にリストアしてから、REDO (レベル1増分バックアップではない)を使用してリカバリできます。

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