ラックへのストレージ・サーバーの追加
次の項では、リカバリ・アプライアンス・ラックにストレージ・サーバーを追加する方法について説明します。
ノート:
-
ハードウェアを拡張する前に、ラック内のスイッチおよびサーバーにパッチを適用してください。
-
ハードウェアは、リカバリ・アプライアンスがオンラインのまま、停止時間なしで拡張できます。ただし、十分に注意してください。
リカバリ・アプライアンス・ラックの確認
リカバリ・アプライアンスの物理システムに問題がないか検査します。
-
損傷がないか、ラックを確認します。
-
ねじの緩みまたは欠落がないか、ラックを確認します。
-
リカバリ・アプライアンスが注文したハードウェア構成になっているか確認します。
-
すべてのケーブル接続が固定され、確実に取り付けられていることを確認します。
-
電力ケーブルを確認します。
-
データ・センター施設の電源用に正しいコネクタが用意されていることを確認します。
-
ネットワーク・データ・ケーブルを確認します。
-
ケーブル・アクセスと通気のために設置場所のタイルの配置を確認します。
-
リカバリ・アプライアンスの前面に流入するデータ・センターの通気を確認します。
新しいストレージ・サーバーの開梱およびラベル付け
最大数のストレージ・サーバーに対応するため、リカバリ・アプライアンス・ラックでは、InfiniBand接続とCat5eハーネス接続が可能です。
新しいサーバーの設置準備をするには、次のようにします。
図7-1に、サーバー拡張キットのコンポーネントを示します。
Recovery Appliance RA23、RA21、X8MおよびX8からX5の移入ルール
Recovery Appliance RA23にストレージ・サーバーを追加する場合、表7-1にリストされ、図7-2に示されている移入ルールに従います。これは、ベース・ラックの3つのストレージ・サーバー(最小構成)がすでにRU02からRU06に配置されていることを前提としています。
表7-1 Recovery Appliance RA23ラックの移入ルール
インストールの順序 | ラック・ユニット | ルール |
---|---|---|
1 |
RU08からRU12 |
下部にある既存のストレージ・サーバーの上にある最初の使用可能なラック・スロットからストレージ・サーバー4から6を取り付け、上に順次移入します。 |
2 |
RU29からRU39 |
ストレージ・サーバー7から12 (RU29から開始)を取り付け、RU39まで上に順次移入します。 |
3 |
RU27からRU23 |
ストレージ・サーバー13から15 (RU27から開始)を取り付け、RU23まで下に順次移入します。 |
4 |
RU18 |
既存のストレージ・サーバーと下位のRoCEネットワーク・スイッチの間に、ストレージ・サーバー16をRU18に取り付けます。 |
5 |
RU41 |
ストレージ・サーバー17をラック上部の最後のスロットRU41に取り付けます |
図7-2 RA23ラックのレイアウトおよび移入ルール

Recovery Appliance RA21、X8M、またはX8からX5ラックにサーバーを追加する場合、表7-2に示されている移入ルールに従います。これは、ベース・ラックの3つのストレージ・サーバーがすでに配置されていることを前提としています。
表7-2 Recovery Appliance RA21、X8MおよびX8からX5ラックの移入ルール
インストールの順序 | ラック・ユニット | ルール |
---|---|---|
1 |
U08からU15 |
ラックの上部に対して移入(4ユニット) |
2 |
U27からU40 |
ラックの上部に対して移入(7ユニット) |
3 |
U26からU23 |
ラックの下部に対して移入(2ユニット) |
4 |
U19からU18 |
(1ユニット) |
5 |
U41からU42 |
(1ユニット) |
ドアの取外し
リカバリ・アプライアンス・ラックのドアを取り外すには、次のようにします。
-
次の手順に従って、ラックの前部と後部のドアを取り外します。
-
前部ドアと後部ドアを開錠します。キーは発送キットにあります。
-
ドアを開きます。
-
接地ストラップのすぐに取り外せるコネクタのつまみを押して、ドアに接続されている接地ストラップを取り外し、フレームからストラップを抜きます。
-
ドアを持ち上げて、ヒンジを外します。
図7-3の吹出しの説明は、次のとおりです:
1: 接地ケーブルの取外し
2: 背面の上部ヒンジ
3: 背面の下部ヒンジ
4: 前面の上部ヒンジ
5: 前面の下部ヒンジ
-
-
サーバーを設置するフィラー・パネルを取り外すには、No.2ドライバを使用してM6ねじを外します。ねじ数は、フィラー・パネルのタイプによって異なります。今後の使用に備えて、ねじを保存します。
ノート:
フィラー・パネルを交換する場合は、Radio Electronics Television Manufacturers Association (RETMA)レールの穴からDuosertケージ・ナットを外さないでください。
新しいサーバーの追加
Recovery Appliance X7、X6またはX5は最大18台のストレージ・サーバーまで、Recovery Appliance X4は最大14台のストレージ・サーバーまで拡張できます。1から15台(最小構成で始めた場合)まで、一度に何台のストレージ・サーバーでも追加できます。
設置準備をするには、次のようにします。
-
サーバーを設置するラック・ユニットを確認します。ラックの一番下の段から見て、空いている最初のユニットに設置します。
「Recovery Appliance X8、X7、X6およびX5ラックのレイアウト」または「Recovery Appliance X4ラックのレイアウト」を、それぞれ参照してください。
-
ユニットにサーバーが設置されるまではケーブル・ハーネスが取り付けられているトラフを外して破棄します。
-
詰め物を取り出して破棄します。
レール構成部品を設置するには、次のようにします。
-
スライド・レール・ロックがサーバーの前にあり、取付け金具の5つのキー穴開口部が、シャーシ側面の5つの位置決めピンに合うように取付け金具をシャーシに対して配置します。
-
ボール・ベアリング・トラックが前方で、適切な位置で固定されるように、スライド・レール構成部品を正しい向きに置きます。
-
ラックの左側または右側のいずれかから、スライド・レール構成部品の背面をラック・レールの内側に合せ、カチッという音がしてロックされるまでアセンブリを押します。
-
スライド・レール構成部品の前面をラック・レールの前面の外側に合せ、カチッという音がしてロックされるまでアセンブリを押します。
警告:
-
サーバーは重いので、サーバーの設置には少なくとも2名の作業者またはリフトが必要です。この手順を1人で実行すると、機器が損傷したり、けがをしたりする可能性があります。
-
機器の設置中にラックが倒れないように、転倒防止バーを伸ばしてください。
-
Recovery Appliance X4ラックの場合、サーバーを下から順に取り付け、ラックの重心が上になって倒れることがないようにしてください。各サーバーに指定された場所については、「Recovery Appliance X4ラックのレイアウト」を参照してください。
-
Recovery Appliance X6またはX5ラックの場合、移入ルールに従ってサーバーを取り付けてください。「Recovery Appliance RA23、RA21、X8M、およびX8からX5の移入ルール」を参照してください。
サーバーを設置するには、次のようにします。
-
ラックにサーバーを設置する前に、サーバーの上部カバーのサービス・ラベルを参照します。
-
スライド・レール構成部品にサーバーをはめ込みます。
-
スライド・レールをスライド・レール構成部品にできるだけ奥まで押し込みます。
-
取付け金具の後端が、機器ラックに取り付けられているスライド・レール構成部品と揃うようにサーバーの位置を決めます。
図7-7の吹出しで拡大しているのは、次の部分です:
1: スライド・レールに挿入される取付け金具
2: スライド・レール開放レバー
-
取付け金具をスライド・レールに挿入し、取付け金具がスライド・レールのストップに接触するまでサーバーをラック内に押し込みます(約30cm(12インチ))。
-
両方の取付け金具のスライド・レール開放レバーを同時に押しながら、サーバーをラック内に押し込みます。
-
取付け金具の前面のスライド・レール・ロックがスライド・レール構成部品にかみ合って、カチッという音がするまで押し込みます。
-
-
「ストレージ・サーバーの配線」に記載されているように、新しいサーバーを配線します。
ノート:
1人がラックへのサーバーの出し入れを行い、もう1人がケーブルやCMAの移動に目を配るというように、ラックへのサーバーの設置は2人で行うことをお薦めします。
関連項目:
『Sun Server X4-2L設置ガイド』の「サーバーのラックへの設置」
http://docs.oracle.com/cd/E36974_01/html/E38145/z4000087165586.html#scrolltoc
ストレージ・サーバーの配線
新しいストレージ・サーバーを設置したら、既存の機器に配線します。
ノート:
-
ラックの既存のケーブル接続は変更されません。
-
青色のケーブルを計算サーバーに接続し、黒色のケーブルをストレージ・サーバーに接続します。これらのネットワーク・ケーブルは、NET0イーサネット・インタフェース・ポートに使用されます。
-
一度に1つのサーバーのCMAおよび背面パネルに管理ケーブルを接続および配線します。複数のサーバーを引き出さないでください。
-
ラックの下から上に順次作業してください。
-
3本のCAT5eケーブルまたは2本のtwinaxialケーブルを配線する場合は、長めのフック・アンド・ループ・ストラップが必要です。
ラックに新しいサーバーを配線するには、次のようにします。
-
ケーブル管理アーム(CMA)を設置します。
-
左のスライド・レールに、CMAコネクタAをカチッという音がしてロックされるまでスライドします。
-
右のスライド・レールに、CMAコネクタBをカチッという音がしてロックされるまでスライドします。次に、CMAコネクタCで同じように行います。
-
-
フック・アンド・ループ・ストラップを通して、各ケーブルをそれぞれのポートに挿入し、次の順番でCMAにケーブルを配線します。
-
電力
-
イーサネット
-
InfiniBand
-
-
CMAを通してケーブルを配線し、CMAの内側と外側の両方のカーブで、フック・アンド・ループ・ストラップを使用して固定します。
-
クロスバー・カバーを閉じて、ケーブルを真っ直ぐに固定します。
-
各サーバーのスライド・レールおよびCMAの動作を確認します。
ノート:
1人がラックへのサーバーの出し入れを行い、もう1人がケーブルやCMAの移動に目を配るというように、このステップは2人で行うことをお薦めします。
-
スライド・レールがストップに達するまで、ラックからサーバーをゆっくりと引き出します。
-
バインドまたはねじれがないか、接続されたケーブルを検査します。
-
CMAがスライド・レールから一杯まで伸びることを確認します。
-
-
サーバーをラック内に戻します。
-
2対のスライド・レール・ストップを解放します。
-
各スライド・レールの内側(サーバーの背面パネルのすぐ後ろ)にあるレバーを探します。「PUSH」というラベルが付いています。
-
おおよそ46cm (18インチ)で止まるまで、両方のレバーを同時に押し、サーバーをラックに向かってスライドさせます。
-
ケーブルおよびCMAが絡まらずに格納されることを確認します。
-
各取付け金具の前面近くにあるスライド・レール開放ボタンを探します。
-
両方のスライド・レール開放ボタンを同時に押して、両方のスライド・レールがかみ合うまでサーバーを完全にラック内にスライドさせます。
-
-
ケーブルをまとめてストラップで固定します。InfiniBandケーブルは8本以下の束にすることをお薦めします。
-
各サーバーを引き出し、完全に元に戻して、ケーブルが絡まったり引っかかったりしていないことを確認します。
-
すべてのサーバーにこの手順を繰り返します。
-
電力ケーブルを配電ユニット(PDU)に接続します。電力ケーブルを接続する前に、ブレーカ・スイッチがOFFになっていることを確認します。まだ、施設のソケットに電力ケーブルを接続しないでください。
関連項目:
-
『Sun Server X4-2L設置ガイド』の第2世代のケーブル管理アームの設置に関する項
http://docs.oracle.com/cd/E36974_01/html/E38145/z40000151427029.html#scrolltoc
ラックを閉じる
新しい機器の設置後にラックを閉じるには、次のようにします。
-
ラックの前部と後部のドアを元に戻します。
-
ドアを持ってきて、ドア・ヒンジに慎重に置きます。
-
前部ドアと後部ドアの接地ストラップをフレームに接続します。
-
ドアを閉じます。
-
(オプション)ドアをロックします。キーは発送キットにあります。
-
-
(オプション)アップグレード用に取り外していた場合はサイド・パネルを元に戻します。
-
各サイド・パネルを持ち上げて、ラックの側面に配置します。ラックの上部で、サイド・パネルの重量を支えられます。パネル留具とラック・フレームの溝が揃っていることを確認します。
-
サイド・パネルの取外し工具を使用して、各サイド・パネル留具を時計回りに1/4回転します。パネル・ロック付近の留具を時計回りに回転します。サイド・パネルごとに10個の留具があります。
-
(オプション)各サイド・パネルをロックします。キーは発送キットにあります。ロックはサイド・パネル中央の下部にあります。
-
接地ストラップをサイド・パネルに接続します。
-
ラックを閉じた後、次のようにします。
-
新しいシステムをインストールする場合、「リカバリ・アプライアンスでのソフトウェアのインストール」に進みます
-
既存のシステムにストレージを増やすためにサーバーを追加した場合、「新しいストレージを使用可能にする」に進みます