オーナーズ・ガイド インストールおよび構成 リカバリ・アプライアンス・ソフトウェアのインストール リカバリ・アプライアンスでのソフトウェアのインストール リカバリ・アプライアンスでのソフトウェアのインストール 事前作業が完了し、必要なファイルの集約を終えると、ソフトウェアをインストールする準備が整います。 新規リカバリ・アプライアンス・ラックでソフトウェアをインストールするには、次のようにします。 1台目の計算サーバーにrootとしてログインします。 u01ディレクトリに移動します。# cd /u01 u01の下に、ra_installという名前のディレクトリを作成します。# mkdir ra_install デフォルトのディレクトリ名linux-x64を使用して、Linux版の最新バージョンのOneCommand ZIPファイルを/u01/ra_install/に抽出します。(ZIPファイルは、My Oracle Support Doc ID 1927416.1からダウンロードできます。) Oracle Exadata Deployment Assistant、ソフトウェアZIPファイルおよびGI/RDBMS Goldイメージで生成されたXML構成ファイルを、/u01/ra_install/linux-x64の下のサブディレクトリにコピーします。構成ファイルの詳細は、「Oracle Exadata Deployment Assistantの使用」を参照してください。 リカバリ・アプライアンスのインストール前のスクリプトを実行します。 My Oracle Support Doc ID 1927416.1から最新のリカバリ・アプライアンス・パッチ・ファイルを取得します。 リカバリ・アプライアンス・ソフトウェアをパッチZIPファイルから/u01/ra_install/linux-x64/WorkDirに抽出します。 GI/RDBMS GoldイメージZIPファイルからGI/RDBMS Goldイメージ・ファイルを抽出します。ra_preinstall.plスクリプトを実行する前に、このサブステップおよび前述のサブステップを実行する必要があります。 WorkDirディレクトリに移動します。# cd /u01/ra_install/linux-x64/WorkDir ノート: インストール前のスクリプトはZero Data Loss Recovery Applianceソフトウェア更新12.1.1.1.7以降で使用できます。最新のパッチ・ファイルの詳細は、Zero Data Loss Recovery Applianceのアップグレードおよびパッチ適用(ドキュメントID 2028931.1)を参照してください WorkDirに展開したファイルには、次に進む前に確認する必要のある重要な情報が記載されているreadmeファイル(README.txt)が含まれています。 XML構成ファイルのパスおよびOracle Exadata Deployment Assistantディレクトリを使用してスクリプトを実行します。# /usr/bin/perl ra_preinstall.pl --config_xml=/u01/ra_install/linux-x64/ExadataConfigurations/Example_Inc-ra01.xml --oeda_dir=/u01/ra_install/linux-x64ra_preinstall.pl --config_xml=/u01/ra_install/linux-x64/ExadataConfigurations/Example_Inc-ra01.xml --oeda_dir=/u01/ra_install/linux-x64 --oracle_uid=5555 --oinstall_gid=5555 --dba_gid=5556 --raadmin_uid=6557 --raadmin_gid=6557 ノート: install.shがすべてのステップを完了する前に、検証問題またはその他の問題の修正によってOEDA XML構成ファイルを再生成する必要がある場合は、前述の生成されたXMLでra_preinstall.plを実行して、install.shを最初から再起動します。 linux-x64ディレクトリに移動します。# cd /u01/ra_install/linux-x64 実行する必要があるステップをリストします。 この例ではExadataConfigurations/Example_Inc-ra01.xmlというXMLファイルを使用して、installスクリプトがLinuxシステムから実行されます。 $ ./install.sh -cf ExadataConfigurations/Example_Inc-ra01.xml -l 最後のステップ(マシンの再保護)以外の各ステップを番号順に実行し、次のステップに進む前にそれぞれのステップが正常に完了していることを確認します。最後のステップでマシンを再保護します。 この例ではExadataConfigurations/Example_Inc-ra01.xmlというXMLファイルを使用して、ステップ1がLinuxシステムから実行されます。 $ ./install.sh -cf ExadataConfigurations/Example_Inc-ra01.xml -s 1 「インストール・ユーティリティのステップについて」を参照してください。 リカバリ・アプライアンスのbinディレクトリに移動します。# cd /opt/oracle.RecoveryAppliance/bin racliユーティリティを実行してリカバリ・アプライアンス・ソフトウェアをインストールします。 このコマンドでは、ソフトウェアのインストールに必要なステップのすべてが、システムおよび構成の設定に基づいて実行されます。# ./racli install appliance ノート:--step=7に達すると、raadminパスワードの入力を求められます。リモートrootおよびoracleアクセスは、--step=7中に削除されます。このアクセスは、後でracli enable sshを使用して再度有効にできます。 あるいは、このコマンドによって、ステップのオプションを使用して各ステップを個別に実行することもできます。ただし、必要なすべてのステップを順番に実行し、各ステップが正常に完了してから次のステップを実行するようにします。次の例では、最初のインストール・ステップのみが実行されます。 # ./racli install appliance --step=1 各ステップの詳細は、「racli install appliance」を参照してください。 ノート: install applianceコマンドの実行中に問題が発生した場合、Oracleサポート・サービス(http://support.oracle.com)に連絡してください。 linux-x64ディレクトリに戻ります。# cd /u01/ra_install/linux-x64 install.shユーティリティを使用して最後のステップ(マシンの再保護)を実行し、リカバリ・アプライアンスを保護します。 リカバリ・アプライアンスのインストールを完了するには: リカバリ・アプライアンス・データベース・ユーザー(rasys)およびのOSBテープ・バックアップ・ユーザー(該当する場合)のデフォルトのパスワードを変更します。 Oracle Enterprise Manager Cloud Controlを使用して、エージェントをデプロイし、リカバリ・アプライアンス・ターゲットを検出します。これで、Cloud Controlを使用してリカバリ・アプライアンス環境をモニターおよび管理できます。 「リカバリ・アプライアンスを管理するためのEnterprise Managerの設定」を参照してください。 VLANタグ付けをリカバリ・アプライアンス収集ネットワークに使用する場合は、VLANタグ付けを構成してテストします。 手順は、『Enabling 8021.Q VLAN Tagging in Zero Data Loss Recovery Appliance over ingest networks』(ドキュメントID 2047411.1)を参照してください。 Oracleデータベースを登録して、リカバリ・アプライアンスを使用できるようにします。 Zero Data Loss Recovery Appliance保護データベース構成ガイドを参照してください。 関連項目: テープ・バックアップ・インフラストラクチャについて OSBテープ・バックアップ・パスワードの変更 Oracle Zero Data Loss Recovery Applianceのデフォルトのユーザー・アカウント