保護されたデータベースのバックアップ設定の概要
保護されたデータベースをリカバリ・アプライアンスにバックアップする前に、保護されたデータベースのバックアップ設定を構成する必要があります。これらの設定(表3-2を参照)では、保護されたデータベースのバックアップ環境のデフォルトの動作を定義します。各バックアップ設定のデフォルト値はRMANによって割り当てられます。ただし、保護されたデータベースのバックアップ要件に応じて設定を構成することをお薦めします。
表3-2 保護されたデータベースのバックアップ設定
| バックアップ設定 | 説明 |
|---|---|
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制御ファイルの自動バックアップ |
バックアップ・レコードが追加されたり制御ファイルのデータベース構造メタデータが変更された場合に、制御ファイルおよびサーバー・パラメータ・ファイルを自動的にバックアップする必要があることを指定します。 |
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ディスク・バックアップの場所 |
リカバリ・アプライアンスのバックアップを構成する際、バックアップのポーリングが必要な場合は、バックアップのポーリング位置を指定します。 |
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バックアップの最適化 |
同じファイルがすでにリカバリ・アプライアンスにバックアップされている場合は、ファイルのバックアップをスキップします。 |
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保存ポリシー |
リカバリ目標を満たすために保存しておく必要のあるバックアップを指定します。リカバリ・ウィンドウまたは冗長性の値を指定できます。 パラレル・バックアップ計画を使用していて、既存の(リカバリ・アプライアンス以外の)バックアップ計画によって作成された不要なバックアップを削除する必要がある場合に、この設定を指定する必要があります。 |
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アーカイブREDOログの削除ポリシー |
アーカイブREDOログを削除できる条件を指定します。このポリシーは、すべてのアーカイブ先(高速リカバリ領域も含む)に適用されます。 |