支払消込設定

Global Payrollは、Cash ManagementおよびGeneral Ledgerと統合されます。この統合により、銀行とブランチ、銀行口座の設定、および銀行取引明細書と支払トランザクションの調整が容易になります。

適切な権限を持つ管理者または実装者は、次の表に示すタスクを実行します:

アプリケーション	設定ステップ	タスク
一般会計	突合せ差異勘定の勘定科目組合せを作成します。	勘定科目組合せ
資金管理	給与計算で使用される支払方法取引コードにマッピングする取引コードを設定します。	現金トランザクション・タイプ・マッピング銀行取引明細書トランザクション・コード
資金管理	突合ルールを作成します。	銀行取引明細書突合せ許容範囲ルール銀行取引明細書突合せ照合ルール銀行取引明細書突合せルール・セット
給与	支払ソースの負債と資金決済、現預金勘定を作成します。「一般会計に転送」オプションを指定します。	支払ソースの原価計算

消込差異勘定設定

原価計算結果を一般会計に転記する前に支払原価を消し込む場合は、勘定科目組合せを使用して一般会計で消込差異勘定を設定します。 Cash Managementの突合せ差異勘定には、銀行取引明細書と振替済支払ファイル(超過支払や過少支払など)との差異が記録されます。

支払の原価計算を行う場合は、組織支払方法に対してCash Managementでトランザクション・コードを設定およびマッピングします。

タスク	処理
銀行取引明細書トランザクション・コード	企業が現在使用しているトランザクション・コードと取引明細書コードを確認組織支払方法をサポートするトランザクション・タイプのトランザクション・コードを作成
現金トランザクション・タイプ・マッピング	支払の原価計算をサポートする組織支払方法に使用される支払タイプにトランザクション・タイプをマップします。給与債務勘定、現金勘定、資金決済勘定など、給与勘定の組織支払方法を識別します。

給与プロセスでは、支払入力をCash Managementに転送して銀行取引明細書による手動または自動の突合せを行い、未突合せ支払と突合せ済支払を、資金決済勘定や現金勘定などの適切な勘定科目に原価計算します。

トランザクションを自動的に消し込む場合は、Cash Managementでこの表にリストされているタスクを完了します。

タスク	処理
銀行取引明細書突合せ許容範囲ルール	消込が定義済の許容範囲を超えた場合に防止または警告する、日付、金額またはパーセントに基づいて、許容ルールを作成します。
銀行取引明細書突合せ照合ルール	銀行取引明細書の自動突合せ照合ルールを定義します。
銀行取引明細書突合せルール・セット	銀行取引明細書明細とトランザクションを消し込むために、照合ルールと許容範囲ルールのグループを銀行口座に割り当てます。
銀行口座	一般会計で設定した突合せ差異勘定を指定します。

負債と現預金勘定を作成します。「支払の原価計算」を使用して、小切手/小切手などの支払を追跡する資金決済勘定を作成します。この場合、支払が発行された日付と決済日の間に遅延が存在します。

ノート:

勘定科目を設定するときは、一般会計で作成した現金および資金決済勘定と同じ勘定科目情報を入力することをお薦めします。