メトリック・アラートのSNMPトラップ送信
タスク
SNMPトラップ経由でHPオープンビュー・コンソールにイベント情報(メトリック・アラートなど)を送信するようにEnterprise Managerを構成します。これには2つのフェーズがあります。
-
SNMPトラップを送信するための通知メソッドの作成
-
メトリック・アラートが発生したときにSNMPトラップを送信するインシデント・ルールの作成
ユーザー・ロール
-
Enterprise Manager管理者
前提条件
-
ユーザーには、スーパー管理者権限が必要です。
詳細は、「通知用のメール・サーバーの設定」を参照してください。
次の手順を実行します。
SNMPトラップに基づく通知メソッドの作成
手順については、「サード・パーティ・システムへのSNMPトラップの送信」を参照してください
メトリック・アラートが発生したときにSNMPトラップを送信するインシデント・ルールの作成
-
「設定」メニューで「インシデント」、「インシデント・ルール」の順に選択します。
「インシデント・ルール - すべてのエンタープライズ・ルール」ページが表示されます。
-
「インシデント・ルール - すべてのエンタープライズ・ルール」ページで「ルール・セットの作成...」をクリックします。「ルール・セットの作成」ページが表示されます。
-
ルール・セットの「名前」、簡単な「説明」を入力し、ルールの「適用先」(ターゲット)ソース・オブジェクトのタイプを選択します。
-
「ルール」タブをクリックした後、「作成...」をクリックします。
-
「作成するルールのタイプを選択」ダイアログで、「受信イベントおよびイベントの更新」を選択し、「続行」をクリックします。
-
「イベント」ページで、ルールのアクションの基礎となるイベントの基準を設定します。この場合、ドロップダウン・リストから「メトリック・アラート」を選択します。
「次」をクリックします。
-
「タイプ メトリック・アラートの特定のイベント」オプションを選択します。メトリック選択領域が表示されます。
この例では、CPU使用率が定義した「クリティカル」しきい値を大幅に超えた場合にのみ通知を送信します。
-
ドロップダウン・リストから重大度「クリティカル」を選択します。
「OK」をクリックします。
-
「次」をクリックします。
-
新規ルールの作成: アクションの追加ページで、「追加」をクリックします。条件付きアクションの追加ページが表示されます。
-
「通知」セクションの「拡張通知」で、既存のSNMPトラップ通知メソッドを選択します。
SNMPトラップの通知メソッドの作成については、「サード・パーティ・システムへのSNMPトラップの送信」を参照してください。
-
「続行」をクリックし、新規ルールの作成: アクションの追加ページに戻ります。
-
「次へ」をクリックし、新規ルールの作成: 名前と説明の指定ページに移動します。
-
ルール名および簡潔な説明を指定して、「次へ」をクリックします。
-
ルール定義を確認し、「続行」をクリックしてルールをルール・セットに追加します。ルールがルール・セットに追加されたがまだ保存されていないことを表すメッセージが表示されます。「OK」をクリックして、メッセージを閉じます。
-
「保存」をクリックしてルール・セットを保存します。確認メッセージが表示されます。「OK」をクリックして、メッセージを閉じます。
これまでに実施したこと:
ここまでで、メトリック・アラート(%CPU使用率)が発生したときに、サード・パーティのシステムにSNMPトラップを送信するようにEnterprise Managerに指示するインシデント・ルール・セットを作成しました。
次のステップ