6 通知の使用
通知システムによって、特定のインシデント、イベントまたは問題が発生したときにEnterprise Manager管理者に通知できます。
ノート:
この章では、インシデント管理に精通していることを前提とします。インシデント管理を介したITインフラストラクチャのモニタリングと管理の詳細は、「インシデント管理の使用」を参照してください。
管理フレームワークの重要な部分として、通知は、特定のインシデント、イベントまたは問題の発生時にオペレーティング・システム・コマンド(スクリプトを含む)やPL/SQLプロシージャの実行などのアクションも実行できます。この機能により、ITプラクティスを自動化できます。たとえば、インシデント(データベースの動作(稼働/停止)ステータスのモニタリングなど)が発生したときに、通知システムによってOSスクリプトを介して社内のトラブル・チケットを自動的に開き、担当のITスタッフが適時に応答できるようにします。
また、Enterprise Managerの通知システムでは、Simple Network Management Protocol(SNMP)トラップを使用して、HP OpenViewなどのSNMP対応サード・パーティ・アプリケーションにEnterprise Managerで発行されたイベントのトラップを送信できます。Enterprise Manager 13.5 RU15において、Enterprise Manager通知システムは、Webフックを介したサードパーティ・アプリケーションへのインシデントまたはイベントの送信もサポートしています。一部の管理者は、特定のメトリックがしきい値を超えた時点でサード・パーティ・アプリケーションに通知を送信する場合があります。
この章の内容は次のとおりです。