パラレル参加者タイプの構成方法

パラレル参加者タイプは、パラレルで作業する複数のユーザーが同時にタスクを操作する(たとえば、雇用に関するフローで複数のユーザーが応募者の採否を票決する)必要がある場合に使用します。結果が有効になるために必要な得票率(多数決や満場一致など)を指定します。パラレル参加者によるパラレル・ルーティングの場合、親タスクの最終結果の決定に、投票および割合のルールが優先されます。

たとえば、ビジネス・プロセスでは、雇用プロセス中に面接担当者全員からフィードバックを収集し、それをとりまとめて各面接担当者に採用または不採用リクエストを割り当てます。最後に、面接担当者の大多数が不採用ではなく採用に投票すると、候補者が雇用されます。

図29-32および図29-33は、「パラレル」ダイアログ・ボックスの上部および下部のセクションを示しています。

図29-32 参加者タイプの編集 — 「パラレル」タイプ(ダイアログの上部セクション)

図29-32の説明が続きます
「図29-32 参加者タイプの編集 — 「パラレル」タイプ(ダイアログの上部セクション)」の説明

図29-33 参加者タイプの編集 — 「パラレル」タイプ(ダイアログの下部セクション)

図29-33の説明が続きます
「図29-33 参加者タイプの編集 — 「パラレル」タイプ(ダイアログの下部セクション)」の説明

参加者をパラレル参加者タイプに割り当てるには:

  1. 「ラベル」フィールドに、この参加者タイプを認識できるラベルを入力します。このラベル(Approval ManagerPrimary Reviewersなど)は、タスク定義のすべての参加者の中で一意にする必要があります。

    表29-8に、パラレル参加者タイプの「参加者タイプの編集」ダイアログ・ボックスの各サブセクションの構成方法を示します。

    表29-8 参加者タイプの編集 — 「パラレル」タイプ

    サブセクション 参照先

    投票結果

    「投票結果の指定」

    参加者リスト

    「パラレル・タスク参加者リストの作成」

    割当て済期間の制限の設定(「詳細」セクション)

    「タスクの操作に対する時間制限の指定」

    この参加者による他の参加者の招待を許可(「詳細」セクション)

    「タスクへの他の参加者の招待」

    スキップ・ルールの指定(「詳細」セクション)

    「タスク参加者のバイパス」

    割当てコンテキストの追加(「詳細」セクションの下)

    この参加者が特定の割当てコンテキストと関連付けられている場合、その名前をここに追加します。「追加」ボタンを使用して新しいエントリを追加します。ドロップダウン・リストを使用して、割当てコンテキストの名前を選択し、この割当てコンテキストの値を指定します。