Oracle BPEL Process ManagerでXSLマップ・ファイルを作成する方法

XSLT transformアクティビティを使用すると、Oracle BPEL Process ManagerのXSLTマップ・エディタを使用してトランスフォーメーションを作成できます。このツールを使用すると、1つ以上のソース要素をターゲット要素にマップできます。たとえば、受信したソース注文書スキーマ・データを、送信する請求書スキーマ・データにマップできます。

Oracle BPEL Process ManagerでXSLマップ・ファイルを作成するには:

  1. 「コンポーネント」ウィンドウから、XSLT transformアクティビティをBPELプロセス・ダイアグラムにドラッグします。図41-2に例を示します。

    図41-2 transformアクティビティ

    図41-2の説明が続きます
    「図41-2 transformアクティビティ」の説明
  2. XSLT transformアクティビティをダブルクリックします。

    図41-3に示す「Transform」ダイアログが表示されます。

    図41-3 「Transform」ダイアログ

    図41-3の説明が続きます
    「図41-3 「Transform」ダイアログ」の説明
  3. 次の情報を指定します。

    1. 要素のマップ元となるソース変数を追加します。追加するには、「追加」アイコンをクリックして、変数と、必要に応じて変数のパート(たとえば、注文書リクエストで構成されるペイロード・スキーマ)を選択します。

      ノート:

      複数の入力変数を選択できます。定義されている最初の変数が、XSLマップへのメインXML入力を表します。ここで追加される他の変数は、XSLマップでは入力パラメータとして定義されます。

    2. 要素のマップ先となるターゲット変数を追加します。

      ノート:

      図41-3は、BPEL 2.0での「変換の編集」ダイアログを示しています。BPEL 1.1の「変換の編集」ダイアログは少し異なります。BPEL 1.1の「変換の編集」ダイアログでは、変数のリストから「ターゲット変数」を選択できます。

    3. マップ先となる変数のターゲット・パート(たとえば、請求書で構成されるペイロード・スキーマ)を追加します。

  4. 「マッパー・ファイル」フィールドで、マップ・ファイル名を指定するか、デフォルト名をそのまま使用します。XSLTマップ・エディタを使用して、マップ・ファイルにマッピングを作成します。

  5. 「追加」アイコン(「マッパー・ファイル」フィールドの右側にある2番目のアイコン)をクリックして、マッピングを作成します。ファイルが存在する場合は、「編集」アイコン(3番目のアイコン)をクリックしてマッピングを編集します。

    XSLTマップ・エディタが表示されます。

    ノート:

    拡張子が.xsltの既存のファイル(たとえば、xform.xslt)を選択すると、xform.xsltファイルを使用するつもりでもXSLTマップ・エディタが開き、xform.xslt.xslという名前のXSLファイルが作成されます。拡張子が.xslではないすべてのファイルに.xsl拡張子が追加され、新規ファイルでマッピングを作成する必要が発生します。回避策として、ファイル名には必ず拡張子.xslを付けるようにします。XSLファイルの拡張子が.xsltである場合は、.xslに変更します。

  6. XSLTマップ・エディタの使用方法の概要は、「XSLTマップ・エディタの概要」を参照してください。