期日の指定方法

期日は、タスクを完了する必要がある日付を示すために使用されます。期日は有効期限とは異なります。期限切れタスクの場合は、期限切れとしてマークされるか、エスカレーション・ポリシーに基づいて自動的にエスカレートまたは期限更新されます。通常、期日は有効期限より早い日付で、タスクの期限切れが近いことをユーザーに示します。

図29-49に示すように、タスクの期日を入力できます。タスクは指定された期日をすぎると、期限切れとなります。この日付は有効期限ポリシーの付加項目です。期日は、有効期限ポリシーが指定されているかどうかに関係なく指定できます。期日を使用すると、Oracle BPM Worklistに期日を表示し、期限切れタスクをリストし、受信ボックス内の期限切れタスクをフィルタ処理できます。期限切れタスクは、TaskQueryService.queryTask(...) APIの述語を使用して、問合せできます。

期日を指定するには:

  1. 「期限」セクションで、「要求されたアクションの期日」チェック・ボックスを選択します。
  2. 「期間別」を選択して期間を入力するか、「式別」を選択してXPath式として値を動的に入力します。

    次の詳細に注意してください。

    • 期日は、(Oracle BPM Worklistの「To Doタスクの作成」ダイアログ・ボックスを使用する)タスクと、(ヒューマン・タスク・エディタを使用する).taskファイルの両方で設定できます。これにより、タスクの開始時に、タスク定義のないTo Doタスクで期日を設定できるようになります。タスク(実行時オブジェクト)に設定された期日は、.taskファイルに設定された期日をオーバーライドします。

    • タスク定義では、期日は各参加者に対してではなく、グローバルなレベルでのみ指定できます。

    • タスクに対して期日が設定されている場合、.taskファイルの期日は無視されます。

    • タスクに対して期日が設定されていない場合は、.taskファイルの期日が評価され、タスクに設定されます。

    • タスクと.taskファイルのいずれにも期日がない場合、タスクには期日がありません。

ノート:

To Doタスクに対してビジネス・ルールを指定することはできません。

詳細は、「To Doタスクの作成方法」を参照してください。