外部ルーティングの使用方法

ワークフローの参加者を動的に決定する外部ルーティング・サービスを構成します。このルーティング・ポリシーを指定すると、他の参加者タイプはすべて無視されます。タスクのルーティングを決定する参加者タイプ(単一承認者、シリアル承認者、パラレル承認者など)のリストを実行時に提供するのは、外部ルーティング・サービスとみなされています。

このオプションは、タスク割当て先の決定にルーティング・ルールを使用しない場合に使用します。この場合、タスク割当てのすべてのロジックは、外部ルーティング・サービスに委任されます。

ノート:

「割当ての構成」ダイアログ・ボックスで「外部ルーティングを使用」を選択した場合は、Javaクラスを指定し、「OK」をクリックして終了します。次回、このダイアログ・ボックスを開くと、ドロップダウン・リストには、他の2つの選択肢(「指定した順序で全参加者へタスクをルート」および「拡張ルールの使用」)は表示されません。3つの選択肢すべてに再度アクセスするには、割当て全体を削除する必要があります。

外部ルーティングを使用する手順は、次のとおりです。

  1. ワークフロー・エディタの「コンポーネント」ウィンドウから「外部ルーティング・サービス」をドラッグ・アンド・ドロップします。

    「外部ルーティングを使用」編集ボックスが表示されます。

  2. 編集」アイコンをクリックします。

    図29-45に示すように、外部ルーティング・ダイアログ・ボックスが表示されます。

    図29-45 外部ルーティング・ダイアログ

    図29-45の説明が続きます
    「図29-45 「外部ルーティングを使用」ダイアログ」の説明
  3. 「クラス名」フィールドで、完全修飾クラス・ファイル名(org.mycompany.tasks.RoutingServiceクラス名など)を入力します。このクラスは、次のインタフェースを実装している必要があります。
    oracle.bpel.services.workflow.task.IAssignmentService
    
  4. 表29-14に示すように、外部サービスに渡す名前またはXPath式別に、名前/値ペアのパラメータを追加します。

    表29-14 外部ルーティング

    フィールド 説明

    名前別

    「名前」フィールドに名前を入力し、「値」フィールドに値を入力します。

    式別

    名前を入力し、フィールドの右側にあるアイコンをクリックして「式ビルダー」ダイアログ・ボックスを表示し、値を動的に入力します。

  5. 「追加」アイコンをクリックし、その他の名前/値ペアのパラメータを追加します。