照合ルールの定義について

照合ルールによって照合がどのように行われるかが決まります。

照合プロセスでのルールおよびルール条件の定義を参照してください。

照合ルールのタイプ

Account Reconciliationには、次のタイプの照合ルールが用意されています:

  • 自動照合ルール

    自動照合ルールは、自動照合プロセスで使用されます。照合を行うために満たす必要のあるルールまたは条件を定義します。照合プロセスに1つ以上の自動照合ルールを含むことができます。自動照合ルールを定義するには、一意のID、名前、ルール・タイプ、照合ステータスおよびルール条件を指定します。

  • 手動照合ルール

    手動照合ルール内に1つ以上のルール条件を作成できます。手動照合ルールを定義するには、1つ以上のルール条件を作成します。手動照合のみを実行しようとする場合は、自動照合ルールなしで照合プロセスを作成できます。

照合ルールの照合ステータスおよびサポートされている照合ルール・タイプの詳細は、照合ルールを参照してください。

「照合タイプ・ルール構成」レポートを使用して、特定の照合タイプのすべての照合ルールまたはシステム内のすべての照合ルールの構成設定を表示できます。Oracle Account Reconciliationの管理のトランザクション照合での事前定義済レポートの操作を参照してください。

照合ルールの定義のベスト・プラクティス

  • まず最も精度の高いルール、つまり最多数の質の高い照合を作成する可能性のある照合ルールの定義から始め、結果がより不確実なルールの定義へと移っていきます。
  • サブセット・ルールの自動照合のパフォーマンスを改善するには、次の操作を行います:
    • 照合を一意に識別できる属性を使用して、1つ以上のルール(サブセット・ルールを除く)を作成し、サブセット・ルールより前に実行するようにこのルールを構成します
    • 照合する必要があるトランザクションを一意に識別するために、サブセット・ルールのルール条件に追加属性を含めます。
  • ルールが不要になったが、ルールを使用して照合された既存の照合がある場合、ルールを削除するのではなく、非アクティブ化することをお薦めします。ルールに対する照合をパージした後で、そのルールを削除できます。

自動照合ルールのバッチ・サイズおよび照合繰返し回数の変更

「トランザクション照合」では、自動照合ルールの照合プロセスでの繰返し回数のデフォルト値を変更できます。自動照合ルールのデフォルトの最大繰返し回数の変更を参照してください。