ユーザー定義の選択リストの構成

選択リストを使用すると、特定のメタデータ・フィールド値を標準化し、索引付けのスピードを向上してデータ入力エラーを防止できます。「メタデータ」タブで選択リストを作成し、メタデータ・フィールドまたはプロセッサ・ジョブでそれを選択します。このため、複数の領域で同じ選択リストを使用できます。

ユーザー定義の選択リストを使用して、コンテンツ・キャプチャ・データベースで値を入力および保守できます。選択リスト値をテキスト・ファイルからコンテンツ・キャプチャ・データベースにインポートすることも、選択リスト値をテキスト・ファイルにエクスポートすることもできます。

ユーザー定義の選択リストを構成するときの主要なタスクは次のとおりです:

ユーザー定義の選択リストの追加または編集

プロシージャで構成したユーザー定義の選択リストはOracle Content Managementに格納されます。

たとえば、選択リストを作成して、ユーザーが顧客対応タイプ(ComplaintSatisfactionSuggestionまたはOther)を選択できるようにすることができます。

  1. プロシージャの「メタデータ」タブの「ユーザー定義の選択リスト」下の表で「Content Capture」を選択し、編集をクリックします。

  2. 「選択リスト・タイプ」ページでユーザー定義の選択リストを追加をクリックして選択リストを追加するか、選択リストを選択して選択リストの編集をクリックし、編集します。

  3. 「キャプチャ選択リスト」ページで、「選択リスト名」フィールドに名前(Correspondence Typeなど)を入力し、「データ型」フィールドでタイプ(「英数字」「数字」「日付」または「浮動小数」)を選択します。

    注:

    メタデータ・フィールドに選択リストの値を表示するには、選択リストにメタデータ・フィールドと同じデータ型がある必要があります。

  4. 選択リスト・アイテムを追加するには、「選択リスト・アイテム」表で選択リスト・アイテムを追加をクリックします。

  5. 「選択リスト・アイテムのプロパティ」ページで、「アイテム値」フィールドに選択リスト値を入力します。

    ある値をユーザーに表示し、別の値をコミットするには、アイテムの「表示値」フィールドに別の値を入力します。同じ値をユーザーに表示するには、「表示値」フィールドに値を入力せずに「OK」をクリックします。選択項目をさらに追加するには、ステップ4と5を繰り返します。

  6. 上下の矢印ボタンまたは昇順または降順の矢印ボタンを使用して、選択リスト・アイテムを選択リストに表示する順序で並べ替え、「送信」をクリックします。

    新しい選択リストが「定義された選択リスト」表に表示されます。選択リストを使用する場合、ユーザー定義の選択リストの使用方法を参照してください。

    メタデータ・フィールドに選択リストを使用する場合、まずメタデータ・フィールドを追加または編集します。次に:
    1. 「メタデータ・フィールド」ページの「選択リスト・ソース」フィールドで「キャプチャ・ソース」を選択します。

    2. 「選択リスト」フィールドで、作成した選択リストを選択します。

テキスト・ファイルからコンテンツ・キャプチャ選択リストへの値のインポート

UTF-8テキスト・ファイルからユーザー定義の選択リストに値をインポートできます。UTF-8テキスト・ファイル内の各選択リスト・アイテム・レコードは、CR (改行)/LF (行送り)で区切られています。テキスト・ファイル内の各レコード行は、選択リスト・アイテムとしてインポートされます。「アイテム値」と「表示値」に異なる値をインポートする場合は、インポートしたレコード行内で値を区切るためにTAB文字を使用することを覚えておいてください。

テキスト・ファイルから選択リストに値をインポートするには:

  1. ユーザー定義の選択リストを追加または編集します

    1. プロシージャの「メタデータ」タブで、「ユーザー定義の選択リスト」表から「Content Capture」を選択し、編集をクリックします。

    2. 「定義された選択リスト」表で、選択リストの追加または選択リストの編集をクリックして、選択リストを追加または編集します。

  2. 「選択リスト・アイテム」表で、選択リストのインポートをクリックします。

  3. 「選択リスト・アイテムのインポート」ページで、インポートするファイルを見つけて「開く」をクリックします。

  4. 「重複のチェック」フィールドを選択し、重複する値をチェックしてそれを排除し、「処理」をクリックします。このオプションを選択すると、大きな選択リストをインポートする場合に時間がかかることに注意してください。

    選択リスト・アイテムがインポートされ、発生したエラーとともに「インポート・ステータス」領域に表示されます。選択リスト間の依存関係を定義したり、プロファイルやバッチ・プロセッサ・ジョブでそれを使用したりすることもできます。ユーザー定義の選択リストの使用方法を参照してください。

テキスト・ファイルへのコンテンツ・キャプチャ選択リスト値のエクスポート

ユーザー定義の選択リストをテキスト・ファイルにエクスポートできます。選択した値がデリミタ付きテキスト・ファイルに書き込まれます。

選択リスト値をテキスト・ファイルにエクスポートするには:

  1. ユーザー定義の選択リストを編集します

    1. プロシージャの「メタデータ」タブで、「ユーザー定義の選択リスト」表から「Content Capture」を選択し、編集をクリックします。

    2. 「定義された選択リスト」表で、選択リストを選択し、編集をクリックします。

  2. コンテンツ・キャプチャ選択リスト・ページで、エクスポートをクリックします。export.txtファイルを開くか保存するかを尋ねられます。保存オプションを選択します。

    テキスト・ファイルが、指定した場所に書き込まれます。

ユーザー定義選択リストまたはアイテムの削除

選択リストを削除すると、選択リストが使用されているクライアント・プロファイルまたはプロセッサで選択リストを使用できなくなります。

ユーザー定義の選択リストまたはアイテムを削除するには:
  1. 選択リストを削除するには、「定義された選択リスト」表で選択し、ユーザー定義の選択リストを削除をクリックしてアクションを確認します。
  2. 選択リスト・アイテムを削除するには、「定義された選択リスト」表で選択リストを選択し、選択リストの編集をクリックします。
  3. 「選択リスト・アイテム」表でアイテムを選択し、ユーザー定義の選択リスト・アイテムを削除をクリックして確認し、「送信」をクリックします。

ユーザー定義の選択リストの使用方法

1つ以上のユーザー定義選択リストを作成した後は、次のことができます:

  • 依存選択リストの構成の説明に従って、両者間の依存性を定義します。

  • この表にリストされたキャプチャ・プロファイルまたはバッチ・プロセッサ・ジョブで、それらを使用します:

コンテンツ・キャプチャ・コンポーネント 選択リスト・タイプ 使用方法

クライアント・プロファイル

選択リスト

依存選択リスト

メタデータ・フィールドで選択リストを使用します。メタデータ・フィールドの追加または編集を参照してください。

依存選択リストを作成します。親フィールドで選択した内容によって、子の選択リスト・フィールドに表示される値が決まります。依存性を作成し、クライアント・プロファイルでそれを選択します(依存選択リストの追加または編集を参照)。

認識プロセッサ

選択リスト

選択リスト値と一致したバー・コード値をメタデータ・フィールドに割り当てます。バー・コード定義の追加または編集を参照してください。