モデル元アクションでは、プロパティ値と階層関係が既存のノードと同じノードを作成できます。同じビューポイント(階層ビューポイントの場合)に新規ノードを作成することも、同じビュー内の指定された関連ビューポイントにノードを作成することもできます。
これにより、個々の要求アクションを実行するのではなく、単一の操作で既存のノードをコピーして関連ビューポイントすべてに挿入できます。
たとえば、リスト・ビューポイントと、それぞれが異なる階層セットを使用する2つの階層ビューポイントがあるとします。リスト・ビューポイントでは、2つの階層ビューポイントを関連ビューポイントとして構成します。次に、リスト・ビューポイントでモデル元アクションを実行すると、次の要求アイテムがある要求が生成されます:
- 既存のノードのコピーに対するリスト・ビューポイントでの追加アクション
- これらの階層セットの既存のノードと同じ親の下に新規ノードを挿入する、両方の階層ビューポイントでの挿入アクション。共有ノードの場合、新規ノードは、階層の元のノードのすべての親の下に挿入されます。
モデル元に関する考慮事項
- モデル元アクションの一環として生成されるアクションの実行権限がない場合は、検証エラーが表示されます。たとえば、ビューポイントの階層セットに対する挿入権限がなく、その挿入アクションを生成するモデル元アクションを実行すると、要求アクションが生成され、そのアクションの検証エラーが表示されます。
- リスト・ビューポイントでモデル元アクションを実行するには、最初に関連ビューポイントを少なくとも1つ指定する必要があります(関連ビューポイントの構成を参照)。リスト・ビューポイントの関連ビューポイントがない場合は、かわりにコピー・アクションを使用します。
関連ビューポイントを使用したモデル元に関する考慮事項
- ソース・ノードを含むビューポイント以外のビューポイントでモデル元アクションを実行するには、最初にそのビューポイントを関連ビューポイントとして構成する必要があります。関連ビューポイントの構成を参照してください。
- モデル元操作の場合、関連ビューポイントは一方向です。つまり、ビューポイントAでビューポイントBを関連ビューポイントとして設定すると、ビューポイントAでモデル元アクションを実行した場合はビューポイントBにノードを挿入する要求アクションが生成されますが、ビューポイントBでモデル元アクションを実行した場合はビューポイントAにノードを挿入する要求アクションは生成されません。
- リスト・ビューポイントを関連ビューポイントとして指定すると、そのノードのリスト・ビューポイントの追加プロパティごとに、プロパティ更新アクションが生成されます。たとえば、リスト・ビューポイントAに関連ビューポイントとしてリスト・ビューポイントBがあり、リスト・ビューポイントBに、リスト・ビューポイントAにないノードのプロパティが含まれている場合、リスト・ビューポイントAでモデル元アクションを実行すると、リスト・ビューポイントBの追加プロパティもコピーされます。
ノードのモデル元アクション
- 変更するビューポイントを開いて、ドラフト要求を開くか、要求を新規作成します。
- モデル元アクションを必要とするビューポイントでノード・インスタンスを選択します。
- 次のいずれかのアクションを実行します。
- リスト・ビューポイントの場合は、「アクション」
、「モデル元」の順にクリックします。
Note:
リスト・ビューポイントでモデル元を使用するには、少なくとも1つの関連ビューポイントが構成されている必要があります。
- 階層ビューポイントの場合は、「アクション」
、「モデル元」の順にクリックし、オプションを選択します:
- このビューポイント: 選択したノードをコピーし、現在のビューポイントで、選択したノードのすべての親の下にそのコピーを挿入します。
- 関連ビューポイント: 選択したノードをコピーし、現在のビューポイントおよびすべての関連ビューポイントで、選択したノードのすべての親の下にそのコピーを挿入します。
Note:
このオプションは、少なくとも1つの関連ビューポイントが構成されている場合にのみ使用できます。
新規ノードは、「(元のノード)のコピー」という名前で作成されます。
Note:
ノード・タイプの
Core.Name
プロパティが計算および保管されるように構成されている場合(
計算および格納されたプロパティを参照)、新規ノード名は自動的に計算されます。
- 新規ノードの名前を変更し、必要に応じて、ノードのプロパティを更新します。