9 要求について

Oracle Enterprise Data Management Cloudでは、データの変更はすべて要求を使用して実行されます。要求は、サブスクリプションを使用してユーザー生成またはシステム生成され、要求が行われるビューの構造に応じて、単一アプリケーション内の階層間で、または複数のアプリケーションにわたって発生する可能性があります。これらのデータに対する変更は、要求アイテムに編成されます。要求アイテムは、特定のノードに対する変更アクションのグループです。要求を使用して、変更をコミットする前に変更をビジュアル化することもできます。

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要求を使用したデータの変更についてさらに学習します。

ビデオ・アイコン 概要: Enterprise Data Management Cloudでの要求の理解

要求内で実行可能な変更アクションは、次のとおりです。

  • ノードの追加、挿入、移動、並替え、除去および削除
  • 最上位ノードの追加および挿入
  • プロパティの更新

Oracle Enterprise Data Management Cloud内のデータを変更する方法には3通りあります。

  • 対話型(ビューポイントに対する手動変更)。たとえば、Oracle Enterprise Data Management Cloudで、フロリダというノードを米国東南部の子ノードとして追加したり、ジョージアというノードを親の米国南部から親の米国東南部に移動します。ユーザー・インタフェースで行う変更ごとに、要求にアイテムが追加されます。対話型での変更を参照してください。
  • ターゲット・ビューポイントをソース・ビューポイントにサブスクライブします。たとえば、Planningアプリケーションのエンティティ・ビューポイントを一般会計アプリケーションのエンティティ・ビューポイントにサブスクライブします。一般会計アプリケーションのエンティティ・ビューポイントにコスト・センターを追加すると、そのコスト・センターをPlanningアプリケーションのエンティティ・ビューポイントに追加するための要求が自動的に生成されます。ビューポイントのサブスクライブを参照してください。
  • ファイルからロード。たとえば、新しい米国階層を作成しており、50の新しいノード(それぞれが各州を表す)を追加する必要があるとします。ロード・ファイル内の各変更が、要求内の個別アイテムになります。このシナリオでは、要求内に50のアイテムが作成され、各アイテムが追加対象の各州ノードに対応しています。ロード・ファイルを使用する変更を参照してください。

対話型による変更、サブスクリプションを使用する変更、またはロード・ファイルを使用する変更のいずれの場合も、提案された変更はすべて、変更やファイルのロードを行うビューポイントでビジュアル化されます。変更は一意の色およびアイコンで表示されるため、階層またはリストのどの部分が変更されたか、および変更によってどの領域が影響を受ける可能性があるかを確認できます。

ビューポイントへの変更の適用中、提案されている変更の妥当性を確認するために検証チェックが実行されます。要求内のアイテムに検証の問題がある場合、失敗の理由を確認し、問題を解決する方法を決定できます。

要求が送信されると、検証チェックが再実行され、変更がコミットされ、変更を使用してビューポイントが更新されます。

時間ラベル付きビューポイントの要求アクションは実行できません。時間ラベル付きビューポイントの操作を参照してください。