ディメンション・バインドの例

バインディングの例

バインディングの原則を理解するために、Planningアプリケーションのバインディングを確認してみます。


PBCSのバインディングの図。詳細は付随する箇条書きリストを参照

この図でのバインディングについて、次の点に注意してください。

  • Planningアプリケーションでは、ディメンションは単一のビューポイントにのみバインドできます。この例では、AccountディメンションがAccountビューポイントにバインドされますが、Alternate Structuresビューポイントはバインド解除されます。データはバインドされたビューポイントに対してのみインポートおよびエクスポートされるため、インポートおよびエクスポート操作はAlternate Structuresビューポイントには影響しません。ディメンションのインポートを参照してください。
  • Accountバインディングは、Oracle Enterprise Data Management CloudでAccountディメンションとAccountビューポイントの間にあります。このバインディングによって、外部アプリケーションのAccountディメンションに対するインポートおよびエクスポートが制御され、Oracle Enterprise Data Management Cloud内でバインディング・ルールが適用されます。
  • Accountビューポイントに含まれるすべてのデータ・チェーン・オブジェクトも、Accountディメンションにバインドされます。

ここで、Oracle Financials Cloud一般会計アプリケーションのバインディングを確認してみます。


Account値セットとCorporate Account V1およびV2ツリー・バージョンのバインディングが表示されたFinancials Cloud GLアプリケーションの図

Oracle Financials Cloud一般会計アプリケーションでは、複数のビューポイントへのディメンションのバインドがサポートされています。この例では、Oracle Enterprise Data Management CloudのAccountディメンションは、3つのビューポイントにバインドされています。各バインディングによって、外部アプリケーションの特定のデータ構造に対するインポートおよびエクスポートが制御され、Oracle Enterprise Data Management Cloud内でバインディング・ルールが適用されます。

  • Accountビューポイントのバインディング - 外部アプリケーションのAccount値セットに対するインポートおよびエクスポートを制御します。
  • Corporate Account V1ビューポイントのバインディング — 外部アプリケーションのCorporate Account V1ツリー・バージョンに対するインポートおよびエクスポートを制御します。
  • Corporate Account V2ビューポイントのバインディング — 外部アプリケーションのCorporate Account V2ツリー・バージョンに対するインポートおよびエクスポートを制御します。

Oracle Financials Cloud一般会計情報モデルの詳細は、Oracle Financials Cloud一般会計アプリケーションの操作を参照してください。