31 Oracle Financials Cloud一般会計アプリケーションの操作

Oracle Enterprise Data Management Cloudを使用して、Oracle Financials Cloud一般会計の値セットの勘定体系セグメント値を管理します。ユーザーは新しいセグメント値を作成してそのプロパティを編集し、Oracle Enterprise Data Management Cloudでツリーを保守します。この情報は、Oracle Financials Cloud一般会計にエクスポートでき、スケジュール済プロセスを使用してインポートできます。

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Oracle Financials Cloud一般会計アプリケーションの操作について学習します。

ビデオ・グラフィック Oracle Financials Cloud一般会計の統合.

Oracle Enterprise Data Management Cloudでは、次のタイプの一般会計データを管理できます:

  • 勘定体系セグメント値
  • セグメント値プロパティ

    注意:

    登録システムで作成された事前定義済プロパティを変更する場合は、プロパティ値を導出するためにプロパティ継承または位置指定ロジックを使用しないでください。Oracle Financials Cloud一般会計アプリケーションの事前定義済プロパティを参照してください。

  • ツリーおよびツリー・バージョン
  • ツリー・バージョンのセグメント値の階層関係
  • グローバルおよびコンテキスト依存型付加フレックスフィールド

Oracle Financials Cloud一般会計の概念の詳細は、企業構造および一般会計の実装財務構造を参照してください。

Oracle Enterprise Data Management CloudでのOracle Financials Cloud一般会計のデータの管理には、次のような作業があります。

Oracle Financials Cloud一般会計アプリケーションは、ウィザードに従ってセグメント値セット、ツリー・コードおよびバージョン名などの情報を入力して登録します。次の図は、Oracle Financials Cloud一般会計アプリケーションの情報モデルがOracle Enterprise Data Management Cloudの情報モデルにどのようにマップされるかを示しています。


Financials Cloud GL情報モデルとEDMC情報モデルを示す図

Oracle Financials Cloud一般会計アプリケーションを登録すると、Oracle Enterprise Data Management Cloudでアプリケーションの次のデータ・チェーン・オブジェクトが作成されます。

  • デフォルト・ビュー—アプリケーションのすべてのデータ・チェーン・オブジェクトを管理できます。ビューの理解を参照してください。
  • アプリケーションのセグメント値セットごとに、次のデータ・チェーン・オブジェクトが作成されます。
    • ディメンション—データ値を分類する方法を提供します。ディメンションの理解を参照してください。
    • ビューポイント—操作するノードのサブセットを提供します。ビューポイントはノード・セットを指します。ビューポイントについてを参照してください。
    • リストタイプのノード・セット—ビューポイントで使用可能なノードのグループを定義します。セグメント値セットの場合、使用可能なすべてのノードを含むリスト・ノード・セットが、階層データなしで作成されます。ノード・セットの操作を参照してください。
    • ノード・タイプ—共通のビジネス目的を共有するアプリケーションのノードの集まりを表示します。ノード・タイプには、アプリケーション固有のすべてのプロパティがあります。ノード・タイプの操作を参照してください。
  • アプリケーションのツリー・コードとバージョン名の組合せごとに、次のデータ・チェーン・オブジェクトが作成されます。
    • ビューポイント—操作するノードのサブセットを提供します。ビューポイントはノード・セットを指します。ビューポイントについてを参照してください。
    • 階層タイプのノード・セット—ビューポイントで使用可能なノードのグループを定義します。ツリー・コードとツリー・バージョン名の組合せごとに、階層内のそのツリー・コードおよびバージョン名のノードを含む階層ノード・セットが作成されます。ノード・セットは階層セットを指します。ノード・セットの操作を参照してください。
    • 階層セット—ノードのグループの親子関係を定義します。階層セットは、親ノードと子ノード両方のノード・タイプを使用します。階層セットの操作を参照してください。

注:

セグメントのツリーを登録する必要はありません。セグメントのツリーを登録しない場合、エクスポート・データ・ファイルに階層データは含まれません。Oracle Financials Cloud一般会計ディメンションのエクスポートを参照してください。

アプリケーションの登録後、データをディメンションにインポートして、ノード、プロパティおよび階層セットを移入できます。オプションで、登録を変更できます。データ・セットの作業の実行後、ディメンションを外部アプリケーションにエクスポートできます。

注:

Oracle Enterprise Data Management Cloudでディメンションとデータ・チェーン・オブジェクトが作成されると、それらはOracle Financials Cloud一般会計アプリケーションのセグメント、値セット、ツリーにバインドされます。これらのバインドにより、登録されたデータ・チェーン・オブジェクトは外部アプリケーションの要件に準拠するようになります。また、ユーザーがアプリケーションのデータのインポートまたはエクスポートを阻止するような変更を行うのを防ぐことができます。バインディング・ルールの理解を参照してください。