照合および重複除外は、様々なコンテキストでノードを比較し、同じノードを識別し、結果にマージするプロセスを指します。これは、システムにおけるデータの重複を防止するために役立ちます。
Oracle Fusion Cloud Enterprise Data Managementには、重複データを防ぐための次の2つのメカニズムが用意されています:
- 要求アイテムの照合およびマージ: 同じノードを識別してマージするために、要求内の取り込むノードをビューポイント内の既存のノードと照合することで、重複を未然に防ぎます。要求アイテムの照合およびマージの理解を参照してください。
- 重複除外: 同じノードを識別してマージするために、ビューポイント内にすでに存在するノードを照合することで、システム内の重複を発生後に修正します。重複除外の理解を参照してください。
いずれのメカニズムでも、プロパティ値に基づいてノードを他のノードとどのように照合するかを指定するための照合ルールと、ノードのプロパティおよび関係をどのようにマージするかを指定するための生存ルールを作成します。
用語
次の用語は、照合プロセスを理解するのに役立ちます:
- データ・ソース: Cloud EDMで照合およびリンクされる取り込むデータのソースを表すオブジェクト。これは、別のCloud EDMアプリケーション(登録済データ・ソースと呼びます)またはCloud EDMでデータが管理されていない外部システム(未登録データ・ソースと呼びます)のいずれかです。データ・ソースの理解を参照してください。
Note:
要求アイテムは任意のデータ・ソースと照合できます。データの重複除外は、登録済データ・ソースに対してのみ行えます。
- 照合ルール: 取り込むデータ・ソースのノードをノード・タイプ(照合およびマージの場合)またはビューポイント(重複除外の場合)にすでに存在するノードと照合する方法を制御します。照合ルールの作成、編集および削除を参照してください。
- 生存ルール: 一致が確認された後に、ソース・ノードのどのプロパティおよび関係がビューポイントのターゲット・ノードにマージされるかを指定します。生存ルールの作成、編集および削除を参照してください。
- 照合ワークベンチ: 照合ルールの基準に基づいて一致の候補を確認し、既存のノードにマージする一致の候補を受け入れることができます。照合および重複除外を参照してください。
- クラスタリング・プロパティ(重複除外の場合のみ): 重複ノードを識別して結合するために、ノードをクラスタにグループ化してそのクラスタに対して照合を実行できるようにするために識別するプロパティ。