環境間でOracle Enterprise Data Management Cloudアプリケーションを移行するために使用可能な方法が2つあります:
移行スナップショットに関する考慮事項
移行スナップショットでは、次のものを含む、アプリケーションのメタデータ、データ(つまり、ノード、関係およびプロパティ値)、監査履歴が環境間で転送されます:
このため、移行スナップショットは、ソース環境をターゲット環境に完全に複製するシナリオに最適です。スナップショットの使用例には次のようなものがあります:
テンプレートに関する考慮事項
テンプレートにより、アプリケーションのメタデータのみが環境間で転送されます。データまたは監査履歴は転送されません。このため、テンプレートは、環境間でアプリケーションを移行する必要があるものの、その中のデータは必ずしも移行しないシナリオに最適です。例:
Note:
テンプレートは、1つの環境から別の環境に変更を移行するように設計されています。そのため、すべての変更を加えるソース・システムと変更の移行先のターゲット・システムを定めることが重要です。両方の環境で変更を加えないでください。移行スナップショットを使用して、必要に応じて環境を再同期できます。移行シナリオの例の「ベスト・プラクティス」を参照してください。環境間でデータを移行する場合に移行スナップショットとテンプレートをそれぞれどのようなときに使用するかについてのその他のアイデアは、移行シナリオの例を参照してください。