カスタム検証および事前定義の検証の場合、デフォルトでは、検証失敗によってエラーが表示され、現在の操作が停止します。重要度を変更すると、警告を表示したり、逆に検証を無視できます。検証を無効にすることもできます。
Note:
適用および重要度を構成できるのは、カスタム検証および事前定義の検証に対してのみです。一般的にシステム検証が適用され、その重要度は通常「エラー」ですが、プロパティ・タイプによって異なる場合があります。次の各操作の重要度レベルを設定できます:
Tip:
各要求ステージに異なる重要度レベルを構成すると、たとえば、失敗によって「送信」ステージ中は警告が表示されます(要求の送信はまだ許可されきます)が、失敗が解決されるまで要求を承認できないように「承認」ステージ中はエラーが表示されるように検証を構成できます。
Note:
ディメンションをエクスポートするときは、重要度が「エラー」の検証のみが実行され、結果はディメンションの「エクスポート前に検証」設定によって異なります。ディメンションをエクスポートする前のビューポイントの検証を参照してください。
各シナリオの結果を次の表に示します。
Table 22-6 操作ごとの検証重要度
重要度 | すべての要求ステージ | ビューポイントの検証 | ディメンションのエクスポート |
---|---|---|---|
エラー | エラーが表示され、要求が次のステージに遷移できないようにします。 | 検証が実行され、重要度「エラー」がビューポイント検証結果に表示されます。 | ディメンションをエクスポートする前に検証が実行されます。「エクスポート前に検証」設定により、検証失敗の結果が決まります。ディメンションをエクスポートする前のビューポイントの検証を参照してください。 |
警告 | エラーが表示されますが、要求は次のステージに遷移できます(ユーザーによる確認後)。 | 検証が実行され、重要度「警告」がビューポイント検証結果に表示されます。 | ディメンションをエクスポートする前に検証は実行されません。 |
無視 | 検証は処理されません。 | ビューポイントの検証中に検証は実行されません。 | ディメンションをエクスポートする前に検証は実行されません。 |
事前定義の検証の適用および重要度の管理
Note:
Oracle Financials Cloud一般会計およびOracle E-Business Suite一般会計アプリケーションで、大文字のノード名の検証を適用しない場合は、アプリケーション・レベルで「大文字のノード名」検証を無効にすることに加え、オーバーライド・ラベルでCore.Nameプロパティの「大/小文字の種類」設定を更新する必要があります。プロパティ・パラメータの編集を参照してください。
カスタム検証の適用および重要度の管理