参照ディメンションの操作

参照ディメンションを使用すると、外部システムから供給された参照データをOracle Enterprise Data Management Cloudで管理されるデータに関連付けることができます。参照ディメンションのノードは、使用環境のレコード数には含まれません。

たとえば、既存のコスト・センター・ディメンションに関連付けるコスト・センター所有者のリストがあるとします。Oracle Enterprise Data Management Cloudでコスト・センター所有者の参照ディメンションを作成し、ノード・データ型プロパティを使用して、所有者をコスト・センター・ディメンションのコスト・センターに割り当てることができます。参照ディメンションとして、所有者のリストを構造(たとえば、事業部門や部門ごと)に維持できます。参照ディメンションのノードは、合計レコード数にはカウントされません。

考慮事項

  • 参照ディメンションを作成するには、サービス管理者であるか、アプリケーションの所有者またはメタデータ・マネージャ権限を持っている必要があります。参照ディメンションは、任意のアプリケーション・タイプに追加できます。
  • 参照ディメンションでは、追加や除去ができない事前定義済のプロパティ・セットを保持する参照ノード・タイプ・クラスが使用されます。プロパティの順序を変更したり、ノード・タイプ・インスペクタでプロパティが必須かどうかを設定できます。ノード・タイプのプロパティの追加、除去および構成を参照してください。参照ディメンションのノードでは、事前定義済の任意のプロパティを使用できます。参照ノード・タイプの事前定義済プロパティを参照してください。
  • 参照ディメンションには複数のバインドを追加できます。バインドにはノードまたは階層タイプを設定できます。参照バインドの作成を参照してください。
  • 参照ディメンションは既存のビューで使用することも、参照ディメンションに使用するビューをディメンションの作成時に作成することもできます。
  • 参照ディメンションからデータをインポート、エクスポートまたは抽出することはできません。参照ディメンション・ビューポイントにをファイルにダウンロードすることもできません。要求ロード・ファイル(ロード・ファイルを使用する変更を参照)またはビューポイント・ロード(ビューポイント・ロードの操作を参照)を使用して、データを参照ディメンション・ビューポイントにロードできます。
  • 参照ディメンションは、アプリケーション登録ウィザードには表示されません。
  • 「ドラフト」ステータスの汎用アプリケーションで参照ディメンションを作成すると、アプリケーション・ステータスが「アクティブ」に変更されます。

参照ディメンションを作成するには:

  1. 参照ディメンションを作成するアプリケーションを検査します。
  2. 「ディメンション」タブで、「作成」をクリックします。
  3. 「タイプ」から、「参照」を選択します。
  4. ディメンションの名前を入力し、必要に応じて説明を入力します。

    Note:

    ディメンションは、アプリケーション内の他のバインド済ディメンション、未バインド・ディメンションまたは参照ディメンションと同じ名前にすることはできません。
  5. オプション: 「ビュー」で、名前を入力して、参照ディメンション・ビューポイントに使用するビューを作成します。

    Note:

    サービス管理者でない場合は、ビューを作成する「ビュー - 作成」ロールが必要です。
  6. 「保存」をクリックします。

    ディメンションは、ディメンション・インスペクタに表示されます。

参照ディメンションを作成したら、必要に応じて関連データ・チェーン・オブジェクトを作成する参照バインドをそれに対して作成できます(参照バインドの作成を参照)。または、データ・チェーン・オブジェクトを手動で作成することもできます(未バインド・ディメンションの場合と同様)。その後、参照ディメンションの使用、要求によるデータの変更、ディメンションの抽出の作成、権限、ポリシーおよびカスタム検証の追加ができます。

Note:

このディメンションからプロパティを追加または除去したり、このディメンションをデータのインポートおよびエクスポートに使用することはできません