「ルール」ページを使用して、複数のルールを一度に作成します。これは、ルール・セットに多数のルールを作成する必要がある場合に便利です。ルールの初期アウトラインを作成し、後で戻って各ルールの詳細を入力できます。これは時間を節約でき、モデルをさらに効率的に管理するのに役立ちます。
複数のルールを作成するには:
ホーム・ページで、「モデリング」、「デザイナ」の順に選択します。
「ウォーターフォール設定」タブで、「モデル」ドロップダウンをクリックし、モデルを選択します。
ルールを追加するルール・セットを選択します。
をクリックし、複数のルールを選択します。
「ルール」ページで、
をクリックして新規ルールを追加し、次の情報を入力します:
名前: ルールの名前を入力します。
たとえば、Enterprise Profitability and Cost Managementで提供されるBksML50サンプル・アプリケーションのOccupancy Expense Allocationsルール・セットには、Rent and Utilities Reassignmentという配賦ルールが含まれています。
ルール名には、Oracle Essbaseのメンバー名と同じ制限があります。ディメンション、メンバーおよび別名の名前付けの制限を参照してください。
ルール・タイプ: 「配賦」または「カスタム計算」を選択します。
「配賦」ルールは、配賦されたデータのソースおよび宛先、データの配賦に使用されるドライバおよび勘定科目を貸借一致させるためにオフセットが配置される位置を定義します。配賦ルールの作成についてを参照してください。
「カスタム計算」ルールには、Essbase MDXフォーマットの式が含まれ、主にデータの調整または後続の配賦ルールで使用されるドライバ値の作成に使用されます。カスタム計算ルールの作成についてを参照してください。
シーケンス: ルール・セット内のルールが実行される順序を決定する番号を入力します。シーケンスにより、ルールが「ウォーターフォール設定」タブのルール・セットに表示される順序も決定されます。
「シーケンス」には、1から9999までの任意の整数を指定できます。
同じシーケンス番号を持つルールは、親ルール・セットに対して並列計算が有効になっており、アプリケーション設定の「計算スレッド」に数値が指定されている場合に同時に実行されます。(ルール・セットの作成のステップ5: ルール・セットの計算オプションの選択、およびアプリケーションおよびシステムの設定の管理についての計算スレッドを参照してください。)
使用可能: 選択した場合、計算の実行時にルールがアクティブになります。
ルール・セット・コンテキストの使用: 選択した場合、ルール・セットの作成時に行われたメンバー選択がこのルールに適用されます。「モデル・コンテキスト」がルール・セットに対して有効になっている場合は、それも適用されます。モデル・コンテキストおよびルール・セット・コンテキストの理解を参照してください。
説明: ルールの説明を入力します。
配賦ルールに関する情報が、後でモデル・ロジックをレビューする人に有益となる説明を入力します。
たとえば、次のように入力します: 賃貸および水道光熱費は企業のコスト・センターからビジネス機能のコスト・センターに再割当されます。これらの費用の配賦には、各コスト・センターで使用される各建物の平方フィートに基づくドライバが使用されます。
ここに入力した説明は、モデル・ドキュメンテーション・レポートに表示されます。モデル・ドキュメンテーション・レポートの生成を参照してください。
必要な数のルールを追加し、「保存」をクリックします。
「ルールのエクスプレス編集ステータス」ダイアログ・ボックスで「OK」をクリックし、ルール・デザイナに戻ります。
ルールを追加すると、それらはルール・デザイナのルール・セットに表示されます。その後、個別のルールを選択し、
(「編集」)をクリックしてルールに関する詳細情報を追加できます。
Note:
「ルール」ページを再度開いて、さらにルールを追加するかルール情報を変更する場合、以前に作成したルールの「ルール・タイプ」または「ルール・セット・コンテキスト」の選択は編集できません。