Enterprise Profitability and Cost Management実装の管理

実装をどのように管理するかによってステップの順序は異なりますが、新しいEnterprise Profitability and Cost Managementアプリケーションの一般的な実装プロセスには次のステップが含まれます:

設計要件に基づいてアプリケーションを作成します: 最初にビジネス・プロセスの構造を設計します。これには、アプリケーションのデフォルトおよびカスタム・キューブでどのようなカスタム・ディメンションおよび属性ディメンションが必要になるかの検討も含まれます。また、命名規則、カレンダ構造、通貨仕様といったアイテムに関する決定も行います。Enterprise Profitability and Cost Managementアプリケーションの作成を参照してください。
ディメンションおよびキューブの管理: ビジネス・プロセスの作成後、カスタム・ディメンションおよび属性ディメンションを設定し、メタデータをロードしてすべてのディメンションを構築します。メンバー式、属性、ユーザー定義属性およびスマート・リストをディメンション・メンバーに追加することもできます。ディメンションを作成した後にオプションで、必要なカスタム・キューブを追加できます。ディメンションの管理およびキューブの管理を参照してください。
セキュリティを設定します: 役割ベース、メタデータ、データおよびアーティファクトのセキュリティを設定します。アクセス権限およびデータ・セキュリティの設定を参照してください。
アプリケーション・フォームを作成します: データ入力、データ検証およびルール・バランシングに必要なフォームを作成します。フォームの管理およびルール・バランシングのデータ・フォームの設計を参照してください。
入力データ、ドライバ・データ、為替レートをロードまたは入力します: フォームにデータを入力し、ネイティブのインポートまたはデータ統合を使用してデータをロードします。データの入力について、データのインポートおよびファイルベース統合の作成を参照してください。
モデルPOVを作成します: モデル計算を実行するためのモデルPOVを作成して管理します。視点の理解、視点の作成および計算コントロール・ページの使用を参照してください。
モデル、ルール・セットおよびルールを作成します: ビジネス要件に基づいてモデル、ルール・セットおよびルールを作成します。モデルの作成および管理およびルールの作成および管理を参照してください。
モデルを計算、検証およびトラブルシューティングします: データをロードしモデルを作成した後に、ルールを検証し、モデルを計算して、計算を管理します。モデル検証の実行、モデルの計算、計算の分析およびルール・バランシング・レポートの表示を参照してください。
ダウンストリーム・システムとのデータ統合: 計算済データのファイナライズが済んだ後、これをファイルまたは外部システム(Oracle Financials Cloud、Oracle General Ledger、Planningなど)にエクスポートできます。計算キューブからレポート・キューブにデータをエクスポートすることもできます。データ統合の管理を参照してください。
ダッシュボード、インフォレット、レポート、インテリジェンスを作成して表示します: ダッシュボード、インフォレット、レポートおよびインテリジェンスを使用して、データを分析し、レポートを作成します。既存のダッシュボード、インフォレットおよびレポートとの対話方法の詳細は、ダッシュボードの操作、インフォレットでの主な情報の表示およびレポートの操作を参照してください。利益曲線および配賦トレースの作成方法およびそれらに使用するフォームの設計方法(Enterprise Profitability and Cost Management特有の方法)の詳細は、利益曲線のデータ・フォームの設計およびトレースのデータ・フォームの設計を参照してください。
ビジネス・プロセスのカスタマイズ: ビジネス・プロセスをカスタマイズします。これには、カスタム・ナビゲーション・フローを設計し、特定の役割やグループ向けにユーザー・インタフェースのルック・アンド・フィールをカスタマイズし、有効な交差を定義し、フォーム用のカスタム・アクション・メニューを作成する作業が含まれます。カスタム・ナビゲーション・フローの設計および有効な交差の定義を参照してください。
ビジネス・プロセスを保持します: バックアップのスケジュール設定、システム診断の分析および環境のクローニングを実行して、ビジネス・プロセスを保持します。