障害回復サポート

障害回復の要件を満たすために、Oracle Enterprise Performance Management Cloudには、環境を稼働状態に復元し、それによってほぼ即時の目標回復時間を達成するセルフサービス・オプションが用意されています。障害回復環境を自動的に最新に保つセルフサービス・オプションについてさらに学習するには、Oracle Enterprise Performance Management Cloud EPM自動化の操作EPM Cloud環境のレプリケートを参照してください。

質問と回答

  • バックアップはどのように実行されますか。

    毎日、スケジュールされたメンテナンス時間にスナップショットが取得されます。次の情報ソースを参照してください。

    コンテンツの適切なセキュリティ、保護およびバックアップを確保することはお客様単独の責任です。スナップショットをセカンダリ・バックアップとしてローカル・マシンにコピーすることをお薦めします。環境内のスナップショットは毎日上書きされます。履歴を保持するには、コピーをローカルに取得する必要があります。WindowsまたはLinuxバッチ・スクリプトを使用して、自動化されたスナップショット・バックアップを実行できます。サンプル・スクリプトは、Oracle Enterprise Performance Management Cloud EPM自動化の操作アプリケーション・スナップショットのコンピュータへのバックアップを参照してください。オラクル社では、お客様が他の形でアプリケーションを復元することを支援できる場合があります。詳細は、Oracle Enterprise Performance Management Cloudオペレーション・ガイド環境の古いバックアップ・スナップショットのリクエストを参照してください。

  • スナップショットはどこに保管されますか。

    スナップショットは同じ環境に3日間保管され、その後、本番環境のスナップショットがオフサイトでアーカイブされます。オラクル社は、テスト環境のスナップショットはアーカイブしません。選択したスナップショットを保管およびアーカイブできます。お客様に表示されるスナップショットは常に、最後のメンテナンス中に取得されたスナップショットです。

  • バックアップはどれくらいの速さで復元できますか。

    スナップショットの復元は、ベスト・エフォート原則に基づきます。復元時間は障害のタイプによって異なります。

  • 環境を破壊する障害の後、アプリケーションの復元について、どのようなことを期待できますか。

    この情報は、SaaSホスティングおよびデリバリのピラー・ドキュメントに記載されています。スナップショットの復元は、ベスト・エフォート原則に基づきます。

  • 障害回復プランを実装するには、別個の環境が必要ですか。

    はい。回復された環境には、環境で使用可能な最後のスナップショットが反映されます。最後のメンテナンス・スナップショットの作成後に加えられた変更は失われます。

  • 別個の環境を購入した場合、どの時点でもデータが失われることがないように、その環境をミラーにすることはできますか。

    スナップショットをプライマリ環境から別個のセカンダリ環境に毎日コピーするEPM自動化スクリプトを作成できます。セカンダリ環境に適切な役割が割り当てられた同一のユーザーがすでにある場合は、ほぼ瞬時にユーザーをセカンダリ環境に移動できます。使用可能なデータには、セカンダリ環境への最後のインポートが反映されます。最後のインポートが日次メンテナンス・スナップショットであった場合は、最大で24時間前になることがあります(それよりも頻繁にスナップショットが取得され、セカンダリ環境にインポートされる場合を除きます)。

  • メンテナンス・プロセス中にスナップショットが取得されているときに環境にアクセスすることはできますか。

    いいえ。メンテナンスの進行中にユーザーが環境にアクセスすることは許可されていません。環境の日次メンテナンス中にはコールド・バックアップが取得されます。

  • ホット・バックアップを開始できますか。

    必要なときにいつでも環境をバックアップできます。作成した、スケジュールされていないスナップショットはホット・バックアップとして取得されます。