環境をリストアするためのスナップショットのインポート

以前のスナップショットからアプリケーション・アーティファクトおよびデータをリストアできます。たとえば、ローカル・マシンにバックアップしたスナップショットからインポートすることで、アーティファクトおよびデータを数日前の状態にリストアできます。

インポートする前に、ソース・スナップショットをOracle Enterprise Performance Management Cloud環境にアップロードする必要があります。作成またはサービスにアップロードされたスナップショットは、60日間保存された後に自動的に削除されます。環境にスナップショットをアップロードする方法の詳細は、次のソースを参照してください。

重要な考慮事項

  • Oracle Enterprise Data Management CloudおよびNarrative Reportingでは、ある月次更新から前回の月次更新へのスナップショットの移行はサポートされていません(たとえば、本番環境の前にテスト環境がアップグレードされたときに、そのウィンドウ中にテスト環境と本番環境間でスナップショットを移動する場合など)。同じ月次更新または次回の月次更新への移行のみサポートされます。
  • Account Reconciliationでは、アプリケーション・スナップショット・アーティファクトを除く、個別のアーティファクトの前回の月次更新への移行がサポートされます。
  • 他のすべてのビジネス・プロセスは、ある月次更新から、前回または次回の月次更新へのスナップショットの移行をサポートしています。
  • Planningに、カスタム期間メンバーによって置換された、名前が変更されたシード済期間メンバーが含まれている場合、インポート操作が失敗することがあります。たとえば、シード済のYearTotal期間メンバーの名前をunused_YearTotalに変更してから、元のシード済メンバー名(この例ではYearTotal)を持つ代替タイプの期間メンバーを追加した場合です。このシナリオでは、ビジネス・プロセスへのスナップショットのインポートが失敗することがあります。

注:

Oracle Essbaseデータを単独でインポートすることはできません。Essbaseデータは、完全なスナップショット・インポートの一部としてのみインポートできます。

スナップショットからアーティファクトをリストアするには:

  1. サービス管理者として環境にアクセスします。EPM Cloudへのアクセスを参照してください。
  2. 次のステップを行います:
    • 「ツール」「移行」の順にクリックします。
    • Profitability and Cost Managementのみ: 「アプリケーション」をクリックし、移行(移行)をクリックします。
  3. 「スナップショット」をクリックします。
  4. アーティファクトをリストアするためにソースとして使用するスナップショットを選択します。
    • 特定のコンポーネントのすべてのアーティファクトをリストアするには:

      1. スナップショットを展開し、HP–Visionなどのコンポーネント名をクリックして、スナップショットに含まれるVisionサンプル・アプリケーションのアーティファクトをリストします。
      2. 「インポート」をクリックします。
    • サービス・コンポーネントの特定のアーティファクトをリストアするには:

      1. スナップショットを展開し、HP–Visionなどのコンポーネント名をクリックして、スナップショットに含まれるVisionサンプル・アプリケーションのアーティファクトのリストにアクセスします。
      2. 「アーティファクト・リスト」で使用可能なアーティファクトのリストを展開して、リストアするアーティファクトを選択します。
      3. 「閉じる」をクリックしてアーティファクト・スナップショットに戻ります。
      4. オプション: 前のステップを繰り返して、スナップショットに含まれる他のコンポーネントからアーティファクトを選択します。
  5. 「選択済アーティファクト」ボタン(「選択済アーティファクト」)をクリックして、エクスポート用に選択したアーティファクトのリストを確認します。
  6. 「アクション」をクリックして「インポート」を選択します。
  7. 「OK」をクリックします。
    移行ステータス・レポートが開きます。「リフレッシュ」をクリックし、操作がエラーなしで完了したことを確認します。「取消し」をクリックしてレポートを閉じます。