フィードバックの提供ユーティリティを使用すると、効率的な問題の診断と解決に役立ちます。このユーティリティは、Oracle Fusion Cloud Enterprise Performance Management環境およびOracle Fusion Cloud Enterprise Data Management環境内で使用できます。
サービスの使用中に問題が発生した場合、フィードバックの提供ユーティリティを使用して、問題および再現するステップを記述します。問題の解決を容易にするため、フィードバックの送信に複数のスクリーンショットを追加することをお薦めします。タスク全体の進行状況を示した一連のスクリーンショットを追加することで、オラクル社がユーザーの問題を再現する方法を示したストーリーボードを作成できます。
ユーザーがフィードバックの提供ユーティリティを使用して、オラクル社にフィードバックを送信するたびに、フィードバック通知(ユーザーが送信した情報のサブセット)がサービス管理者およびフィードバックを送信したユーザーに送信されます。これらの通知を使用すると、サービス管理者は送信された問題を確認し、修正アクションを提案できます。フィードバック通知は、デフォルトで有効になっています。
各サービス管理者は、電子メールに含まれているサブスクライブ解除リンクをクリックして、通知をオフにできます。フィードバック通知の無効化を参照してください。サブスクライブ・ステータスに関係なく、通知は常にフィードバックを送信したユーザーに送信されます。
ユーザー・インタフェースが応答しなくなった場合、feedback EPM自動化コマンドを使用して、オラクル社にフィードバック(テキストのみ)を提供することもできます。
アプリケーション・スナップショットを送信する前の重要な考慮事項
制限されていないすべてのOCIリージョンでは、サービス管理者は、フィードバックを提供する際に、環境の最後のメンテナンス・スナップショットをオラクルに送信することに同意できます。メンテナンス・スナップショットの送信に同意した場合、現在のメンテナンス・スナップショットは自動的に暗号化され、コピーされます。オラクルは、送信されたアプリケーション・スナップショットをテストの目的でのみ使用し、アプリケーションやデータは変更されません。フィードバックを送信する前に、問題が検出されたプロセスの段階にあることを確認します。
組織でオラクルによるデータ・アクセスを制限するポリシーが適用されている場合、サービス管理者がアプリケーション・スナップショットをオラクルに送信できないようにすることができます。これを行うには、次のEPM自動化コマンドまたはREST APIを使用して、制限されたデータ・アクセスをtrueに設定します:
runDailyMaintenance
EPM自動化コマンドを実行して、新しいスナップショットを作成してから、「フィードバックの提供」を実行することもできます。Oracle Enterprise Performance Management Cloud EPM自動化の操作でrunDailyMaintenanceを参照してください