11 EPM CloudOracle Guided Learningとの統合

Oracle Guided Learning (OGL)は、パーソナライズされたコンテキスト依存のガイド付きトレーニングおよびユーザー・オンボーディング・エクスペリエンスを開発するための堅牢なフレームワークを備えています。EPMのドキュメントを超えて、用途の広いこのツールセットには、カスタムのプロセス・ガイド、表示グループ、メッセージ・ガイド、スマート・ヒントなどを作成するためのオプションが用意されています。これにより、Oracle Enterprise Performance Management Cloud環境内の固有のニーズを満たすように調整された包括的な学習インタフェースが提供され、ユーザーの熟達度および業務効率が向上します。詳細な概要は、Oracle Guided Learningユーザー・ガイドOracle Guided Learningの紹介および概要を参照してください。

EPM CloudユーザーにはOGLコンソールへのアクセス権があり、固有のワークフローや要件に合うように調整されたアプリケーション内ガイダンスを設計およびアクティブ化することが可能であるため、採用を合理化するコンテンツを定義できます。たとえば、ナビゲーション・フローのOGLガイドを作成できます。

Note:

現在、次に示すEPM Cloudビジネス・プロセスがOGLと統合できるように構成されています - Account ReconciliationEnterprise Profitability and Cost ManagementFinancial Consolidation and CloseフリーフォームNarrative ReportingPlanningProfitability and Cost ManagementおよびTax Reporting

EPM Cloud環境での設定の構成

始める前に、アクティブなOGLアカウントおよび少なくとも1つのアプリケーションIDが設定されていることを確認してください。アプリケーションIDは、ガイド(コンテンツ)の論理グループです。それぞれのアプリケーションIDに、特定のビジネス・プロセスのEPMワークフロー用にカスタマイズされたガイドをグループ化できます。設定の詳細は、Oracle Guided Learningユーザー・ガイドはじめにを参照してください。

Note:

OGLアプリケーションIDを統合してナビゲーション・フロー内でOGLヘルプを使用する場合、ソース・インスタンスでのみ構成します。接続されているいずれのインスタンスでもOGLの設定は不要です。
OGLアプリケーションをEPM Cloud環境に統合するには、次のステップに従います:
  1. 「アプリケーション」「設定」の順に移動します

    Narrative Reportingのみ: 「ツール」「設定」の順に移動します

    Account Reconciliationのみ: 「アプリケーション」「構成」「システム設定」の順に移動します

  2. 次のOracle Guided Learning設定を入力します:
    • アプリケーションID
    • サーバーURL - 環境の場所に応じて、URLを入力します:
      • NA: https://guidedlearning.oracle.com
      • EMEA: https://guidedlearning-emea.oracle.com
      • APAC: https://guidedlearning-apac.oracle.com
  3. 「保存」をクリックします。OGLウィジェットを画面に表示するには、ログオフしてから再度ログインする必要があります。
    OGLウィジェットが含まれているEPMホーム画面

OGL環境での設定の構成

OGLアプリケーションがEPM Cloud環境に統合されると、EPMユーザーがOGLウィジェットにアクセスできるようになります。EPMドメインはデフォルトで本番環境として構成され、開発モードのガイドは非表示になるため、公開済のガイドのみが表示されます。

EPMユーザーが公開済のガイドと開発環境のガイドの両方を表示できるようにするには、アプリケーションの設定を次のように変更します:

  1. OGLコンソールのアプリケーション設定にアクセスします。Oracle Guided Learningユーザー・ガイドOGLコンソールの左パネルを参照してください。
  2. ドメイン・タブに移動します。
  3. すべてのガイドを表示するために、環境開発を選択します。
  4. ドメイン・ステータスを使用可能に設定します。

    Note:

    OGLコンテンツがすべてのEPM Cloudアプリケーションに正しく表示されるように、必ずドメイン・エントリ構成を正しく入力してください。OGLクラウド構成にリストされていないドメインについてはOGLコンテンツが表示されません。
  5. ドメインの保存をクリックします。
    OGLアプリケーション環境を開発環境に変更する画面

重要な考慮事項

  • EPM Cloud環境では日次メンテナンスを実行する必要があります。オラクルでは、既存のアーティファクトおよびデータを取得する、アーティファクト・スナップショットと呼ばれるメンテナンス・スナップショットを生成します。EPM CloudOGL構成は統合されていないため、アーティファクト・スナップショットには含まれないことに注意することが重要です。詳細は、Oracle Guided Learningユーザー・ガイドOGLガイド・コンテンツのエクスポートを参照してください。

  • EPM Cloud環境でIP許可リストが設定されている場合は、OGLサーバーのIPアドレス、またはOGLサーバーをホストするデータ・センターのアウトバウンドIPアドレスをIP許可リストに追加する必要があります。Oracle Enterprise Performance Management Cloudオペレーション・ガイドのEPM Cloudのデータ・センターおよびリージョンのアウトバウンドIPアドレスを参照してください。