EU Sovereign Cloud (OC19)へのEURA環境の移行

オラクルは、事前定義済のスケジュールに基づいて、OC1レルムのEURAリージョンにあるすべてのOracle Fusion Cloud Enterprise Performance Management環境およびOracle Fusion Cloud Enterprise Data Management環境をOC19 (EU Sovereign Cloud)レルムに移行します。オラクルは、サービス管理者にこれらの環境を通知するとともに、現在のEURAのサービスURLのリストを提供します。通知には、完了する必要があるステップおよび完了の期限に関する情報も記載します。

移行プロセスは次のとおりです:

  1. 最初の通知で指定された日付に、オラクルはサービス管理者にサブスクリプション通知の電子メールを送信します。管理者用スタート・ガイドサブスクリプション・アクティブ化電子メールを参照してください。

  2. サブスクリプション通知を受信したら、新しいOracle Cloudアカウントを作成するか、既存のアカウントにサブスクリプションを追加します。管理者用スタート・ガイドで次のトピックを参照してください:

    新しいクラウド・アカウントを作成する場合:

    • 次のOC19リージョンの中からホーム・リージョンを選択できます:
      • EU Sovereign中央部(フランクフルト) - eu-frankfurt-2
      • EU Sovereign南部(マドリード) - eu-madrid-2
    • 新しいクラウド・アカウント名を作成するか、現在EURAリージョンにあるクラウド・アカウントの名前を使用します。
  3. 前のステップを完了したら、技術的サービス・リクエストを作成して、Oracle Cloudアカウントの作成が完了したことをオラクルに通知します。

  4. オラクルが技術的サービス・リクエストを受信すると、処理が有効化され、環境の作成を開始できるようになります。手順については、管理者用スタート・ガイド環境の作成を参照してください。

    EURA環境の数と同じ数のOC19環境を作成します。環境の作成の期限は最初の通知で指定されます。

  5. OC19環境を作成したら、最初の通知で指定された日付までに次のオプションのアクティビティを完了します。

  6. 現在のEURA環境のサービスURLと新しく作成したOC19環境のサービスURLのマッピングを使用して、前に(ステップ3で)作成した技術的サービス・リクエストを更新します。

  7. 最初の通知で指定された日付に、オラクルはEURAのテスト環境と本番環境をOC19環境にクローニングし、既存のEURAのサービスURLがOC19環境にルーティングされるようにDNS構成を変更します。

    テスト環境と本番環境のクローニングは、最初の通知で指定された異なる日付に行われます。本番環境のクローニングが完了するとすぐに、オラクルはEURA環境を終了します。

データ移行の期間

OC19へのデータ移行の期間は、EURA環境のデータ・サイズによって異なります。データ移行期間を予測するには、次の一般的なガイドラインを使用します:

  • EURA環境の合計データ・サイズが100 GB以下の場合、データ移行は最大6時間かかります。
  • EURA環境の合計データ・サイズが100 GBを超える場合、データ移行は最大12時間かかります。
環境の合計データ・サイズは、EURA環境のアクティビティ・レポートにあるアプリケーション・サイズ表のディスク上の顧客データ(GB)と同じです。

データ移行はシームレスです。アプリケーション・データ、ユーザー、カスタム・ガバナー制限およびその他のアーティファクトが新しいOC19環境に移行されます。この時点から、元のOC19 URLは機能しなくなり、かわりに、EURA環境のURLがOC19環境にルーティングされるようになります。ただし、CloudコンソールのURLは変更されます。

重要な考慮事項

  • EURAからOC19に移行された環境のユーザーは、OC19環境へのサインインを求めるパスワード・リセット(アカウントのアクティブ化)電子メールを受け取ります。ユーザーは、OC19のパスワードとしてEURAのパスワードと同じものを設定できます。

    サービス管理者の事前定義済役割を持つユーザーがOC19のパスワードを変更した場合は、次を含む領域で使用されるパスワードを更新します:

    • EPM自動化スクリプト
    • REST APIベースのスクリプト
    • EPM Agent構成
    • ナビゲーション・フロー構成。ナビゲーション・フローを更新するには、次のリソースを使用してタスクを完了します:
      • ナビゲーション・フロー画面を使用するための、ビジネス・プロセスの管理ガイドの「ナビゲーション・フローの編集」
      • Oracle Fusion Cloud EPMのREST APIガイドの接続の更新
  • アイデンティティ・ドメイン管理者の役割の割当てはクローニングされません。アイデンティティ・ドメイン管理者の役割のみが割り当てられたユーザーは、OC19環境にクローニングされません。

    アイデンティティ・ドメイン管理者の役割とEURA環境の事前定義済役割の組合せに割り当てられているユーザーはクローニングされますが、OC19環境の個々の事前定義済役割にのみ割り当てられます。これらのユーザーは、OC19環境ではアイデンティティ・ドメイン管理者の役割を持ちません。

  • 移行が完了すると、EURA環境のURLへのトラフィックを対応するOC19環境にルーティングするために、オラクルによりDNS構成が変更されます。

    Note:

    これらのOC19環境がなんらかの理由(たとえば、サービス名の変更や別のリージョンへの移動など)で削除された場合は、DNS構成により、削除された元のOC19環境へ引き続きルーティングされるため、EURA URLのルーティングは失敗します。新しく作成されたOC19環境のURLは、移行されたOC19環境のものとは異なります。このような場合は、必要に応じて、新しいOC19のURLでEPM自動化スクリプトとREST APIスクリプト、ナビゲーション・フロー構成、ブックマーク、Oracle Smart View for Officeの共有接続とプライベート接続などで使用されるURLを更新する必要があります。また、再作成された環境にアクセスする必要があるすべてのユーザーに新しいURLを通知する必要があります。
  • ソースCloud EPM環境のIPアドレスを任意の場所で(たとえば、許可された送信IPアドレスとしてプロキシ構成で)使用している場合は、作成後にnslookupまたはpingを使用して環境の新しいIPアドレスを見つけ、新しいIPアドレスで構成を更新します。

    同様に、他の環境(Fusion ERP環境など)の許可リストにEURAリージョンのアウトバウンドIPアドレスを追加している場合は、それを新しいOC19リージョンのアウトバウンドIPアドレスに変更します。ご使用の環境のOC19リージョンのアウトバウンドIPアドレスを特定するには、Cloud EPMリージョンのアウトバウンドIPアドレスを参照してください。

  • 以前にドメインepm.eu-frankfurt-1.ocs.oraclecloud.comおよびepm.eu-amsterdam-1.ocs.oraclecloud.comをファイアウォールの許可リストに追加した場合は、OC19の新しい正規名を許可リストに追加することも必要になります。正規名を特定するには、nslookupを使用します。

    たとえば、EURA環境のURLがhttps://epm2-mydomain.epm.eu-frankfurt-1.ocs.oraclecloud.com/である場合、epm2-mydomain.epm.eu-frankfurt-1.ocs.oraclecloud.comのnslookを実行すると、正規名epm2-mydomain.epm.eu-frankfurt-1.ocs.oraclecloud.euが返されます。正規名のドメイン(epm.eu-frankfurt-1.ocs.oraclecloud.eu)をファイアウォールの許可リストに追加します。

    必要なすべての正規名が網羅されるようにするには、次のドメインをファイアウォールの許可リストに追加します:

    • epm.eu-frankfurt-2.ocs.oraclecloud.eu
    • epm.eu-madrid-2.ocs.oraclecloud.eu