リファレンス・ドックレットへのExcelコンテンツの追加

リファレンス・ドックレットは、共通Excelレポート・コンテンツ(たとえば、P&Lレポート、アドホック・グリッド、テキスト)のコンテナとして使用できます。ドックレットの文書作成者は、Oracle Smart View for OfficeまたはWebを利用して、レポート・パッケージのうち自身に割り当てられたドックレット領域にそのコンテンツを埋め込むことができます。埋込みコンテンツは自動サーバー・リフレッシュによってリファレンス・ドックレットがチェック・インされるたびに自動的に更新されるため、データは常に最新の状態になっています。

注:

リファレンス・ドックレットの次の書式設定は、リファレンス・ドックレットがレポート・パッケージにマージされると、レポート・パッケージ・レベルでグローバル設定に上書きされます。

  • 3桁区切り

  • 小数点記号

  • 単位

レポート・パッケージ構造の作成を参照してください。

レポート・パッケージには、Microsoft Excelファイルで複数のリファレンス・ドックレットを確保できます。個々のリファレンス・ドックレットには、Excelの名前付き範囲から作成された共通レポート・コンテンツの複数のインスタンスを含めることができます。また、Excelコンテンツはアドホック・グリッドやレポートなどの動的Smart Viewコンテンツで構成できます。

リファレンス・ドックレットは、ワークフローに関するかぎり、通常のドックレットに似ています。レポート・センターを介して、リファレンス・ドックレットはコンテンツの制御(チェック・インおよびチェック・アウト)を備え、完全にバージョン管理されます。たとえば、あるレポート・パッケージ所有者がリファレンス・ドックレットをチェック・アウトしている場合は、他の誰もそれに変更を加えることができません。リファレンス・ドックレットを変更した場合、履歴と、その変更を含む関連バージョンが存在します。リファレンス・ドックレットの埋込みコンテンツの詳細は、ドックレットの文書作成者のための埋込みコンテンツの理解を参照してください。

注:

1つのリファレンス・ドックレットまたはリファレンス・ファイル内に定義する使用可能なコンテンツの数は、30以下に制限することをお薦めします。リファレンス・ドックレットまたは参照ファイルのサイズが5 MB未満であることを確認する必要があります。

ドックレットに30を超える使用可能なコンテンツが含まれている場合、またはサイズが5 MBを超える場合は、ドックレットのチェック・インで処理時間が長くかかり、ドックレットのチェック・インに失敗する可能性があります。

管理レポート・コンテンツを追加するためにExcelファイルなどのMicrosoft Office文書に対してリファレンス・ドックレットを追加するには、リファレンス・ドックレットへの管理レポートの追加を参照してください。

  1. ドックレットの追加の横にある下矢印をクリックし、「リファレンス・ドックレット」を選択します。
  2. 名前を入力し、オプションでドックレットの摘要も入力します。

    注:

    名前フィールドを空白のままにした場合は、リファレンス・ドックレットをアップロードするときに、リファレンス・ドックレットのファイル名が自動的に移入されます。

  3. 「ローカル」または「ライブラリ」のいずれかを選択します。
    browse_library

    「ローカル」または「ライブラリ」ファイル・オプションをソースとするドックレットを選択できます。


    doclet_browse_local
  4. 必要な「タイプ」フィールドから、「Excel」を選択します。
  5. ファイルの選択ボタン。を選択し、以前に作成した必要なExcelワークブック・ファイルを参照します。次に、「オープン」をクリックして、それをアップロードします。再度ドックレットをアップロードするには、「更新」をクリックします。
  6. リファレンス・ドックレットのプロパティの各タブで、リファレンス・ドックレットの文書作成者、承認者、参照者の各責任についてユーザーを選択して割り当てた後、「保存」をクリックします。また、リファレンス・ドックレットの「承認者」タブでは、ゼロからレポート・パッケージ・レベルで定義した値までの範囲で承認レベルの数も定義します。

    注:

    リファレンス・ドックレットは、レビューやサインオフのフェーズに含まれません。

    レポート・コンテンツを埋め込むためには、ユーザーはリファレンス・ドックレットの参照者である必要があります。

  7. リファレンス・ドックレットを保存してレポート・センターに戻るには保存をクリックし、リファレンス・ドックレットを保存し、リファレンス・ドックレットのプロパティ画面を表示したままにして別のリファレンス・ドックレットを追加するには、保存して他を追加をクリックします。

    注:

    同様に、レポートのリファレンス・ドックレットを追加できます。リファレンス・ドックレットへの管理レポートの追加を参照してください。